ハピネット、21年4月〜9月期は営業利益33.5%増の26億円 映像音楽事業は横ばい

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ハピネットは11月11日、2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日〜2021年9月30日)を発表した。

当第2四半期連結累計期間における同社グループの経営成績は、玩具事業でヒット商品があったことや、アミューズメント事業でカプセル玩具の販売が好調に推移したことにより、売上高、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,251億8,900万円(前年同期比12.4%増)、営業利益は26億円(同33.5%増)、経常利益は27億6,300万円(同36.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は17億700万円(同35.5%増)となった。

玩具事業は、コンビニエンスストア向け商材の売上が伸長し、BANDAI SPIRITSの「一番くじ」関連商品が依然好調に推移しているほか、トレーディングカードで「ポケモンカードゲーム」や「デュエル・マスターズ」のヒットがあったことなどにより、売上高は480億3,500万円(前年同期比20.6%増)、セグメント利益は15億3,200万円(同30.6%増)と前年同期を大幅に上回った。

映像音楽事業は、コロナ禍で新譜の発売延期が発生した前年同期からの回復に加え、アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season2」のBlu-rayなどの一部ヒット商品があったことにより、売上高は342億200万円(前年同期比11.7%増)、緊急事態宣言下で同社出資映像作品の興行が低調に推移したことによる作品投資損失が発生したことから、セグメント利益は4億9,300万円(同0.4%減)となった。

ビデオゲーム事業は、「Play Station5」のハードなどは依然需要が強い状況が続いているものの、巣ごもり需要によりゲームハード、ソフトともに好調に推移した前年同期と比較して市場全体を牽引するようなヒット商品に恵まれず、売上高は316億3,800万円(前年同期比5.3%減)、セグメント利益は4億4,800万円(同24.9%減)と売上高、利益面ともに前年同期を下回った。

アミューズメント事業は、同社グループの取引先である商業施設の休業・営業時間短縮の影響を受けた前年同期からの回復に加え、カプセル玩具の販売が好調に推移した。利益面も同社が運営するカプセル玩具ショップ「ガシャココ」の出店拡大に伴う初期費用が発生したものの、売上高の伸長により前年同期を上回った。この結果、売上高は113億1,300万円(前年同期比50.7%増)、セグメント利益は7億4,900万円(同161.7%増)となった。

連結業績予想は、5月14日公表のものを据え置いた。

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