ぴあ、21年4月〜9月期は赤字17.2億円に縮小

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ぴあは11月11日、2022年3月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日〜2021年9月30日)を発表した。

同社グループの当第2四半期の業績は、連結売上高97億7,100万円(前年同四半期は売上高217億6,000万円)、営業損失17億5,400万円(前年同四半期は営業損失44億4,200万円)、経常損失17億4,000万円(前年同四半期は経常損失41億6,700万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失17億2,900万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失43億900万円)となった。

当第2四半期連結累計期間における同社グループの連結業績は、昨年来断行してきた役員報酬の減額や社員賞与カット等も含む、全社経費の縮減策の継続、ならびに、ぴあアリーナMMでのイベント開催の増加等により、昨年同期より赤字幅は大幅に減少した。ただ、緊急事態宣言の再発出によるイベントの開催制限の継続により、業績の回復は足踏みを余儀なくされた。

2022年3月期の業績予想は、2021年10月以降、集客イベントへの開催制限が漸次緩和されてきているが、政府から未だその全面解除の見通しは明確にされておらず、同時に、コロナ感染症への不安による顧客心理やエンタメ行動の回復も不透明なことから、現時点で合理的に算定することが困難であると判断し、未定としている。

なお、資金状況は、第2四半期において営業キャッシュ・フローが大幅に回復、黒字化したことで、9月末の現預金は176億円と、3月末比で約25億円増加。また、第2四半期単独では償却前営業利益も黒字化するなど、業績回復(黒字化)に向けての足取りが伺える状況に転じつつあるとのこと。

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