エクシング、JOYSOUNDスナックタウンにアバターがキャストのバーチャル店舗を出店 新しいスナック文化の提案と働き方の実証実験

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バーチャル店舗「BAR アバキャスト」

エクシングは、オンラインスナック「JOYSOUNDスナックタウン」における実証実験として、本日7月8日よりアバターがキャストを務めるバーチャル店舗「BAR アバキャスト」を出店する。

スナックタウンは、オンラインで全国のスナックとつながり、コミュニケーションを楽しめるサービスで、コロナ禍で苦境に立たされたスナックと、出かけたくても出かけられないユーザーをオンラインでつなぐ新たなコミュニケーションの場として、昨年4月に誕生。12月に同社が運営会社に加わり、今年3月には名称を「JOYSOUNDスナックタウン」に改称して、サイト拡充を図っている。

このたび、JOYSOUNDスナックタウンに出店するバーチャル店舗「BAR アバキャスト」では、スナックの「若者離れ」、さらにはコロナ禍を背景とした「孤独や不安」に着目。昨今のテレワークの普及により、若年層を中心に「仕事終わりにスナックやBARに行き、ストレスを解消する」という文化の衰退が加速する一方、長引くコロナ禍の自粛生活の中で、人と人との接点が減り、孤独や不安を感じる方も増えている。このような状況下、BAR アバキャストでは、実在する人物が演じるアバターがキャストとして接客することで、人と人とが気軽につながる機会を提供。話すことで孤独や不安を解消し、心をリフレッシュすることができる場を創出することを目指す。

また、本サービスは、コロナ禍で雇い止めが増加するなか、コミュニケーションスキルに長けた人たちの雇用の受け皿となることで、新たな雇用を創出するための挑戦でもある。アバターの操作は、PCと専用のソフトがあればどこからでも可能。本実証実験を踏まえ、これまでにない新しい働き方の提案を目指す。

その第1弾として、JOYSOUND直営店で今年3月から4月にかけて実施した、カラオケボックスでアバターとの会話を楽しめるという実証実験「アバティータイム」では、「相手がアバターだと初対面でも話しやすい」「直接相手と話せるので、チャット型のライブ配信とは違った魅力がある」といった意見が利用者からあがり、アバターを介したコミュニケーションのさらなる可能性を確信し、このたびの新たな取り組みに至ったとのこと。

同社は本取組みを通じて、「スナック、BAR業態の活性化を目指すとともに、お客様、そして働き手に新たな価値を提供すべく、未知への挑戦を続けてまいります」としている。

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