エイベックス、サイバーエージェントが筆頭株主に 約52億円を調達

ビジネス 音楽業界

エイベックス

エイベックスは5月27日、取締役会において、サイバーエージェントを処分予定先とする第三者割当による自己株式の処分を行うことについて決議したと発表した。サイバーエージェントは約52億円で普通株式350万株を取得し、筆頭株主となる見込みだ。処分期日は6月14日。

多数のデジタルサービスを展開しているサイバーエージェントとエイベックス・グループは、音楽配信サービス「AWA」を共同で展開するほか、同社が運営するサービス「ABEMA」における同社タレントの番組出演やアーティストのオンラインライヴの配信や、共同でのゲームイベント「RAGE」の開催等、既に幅広い協業や取引関係がある。

今後も、同社のタレント、アーティストおよびその楽曲、アニメ作品等より多くのコンテンツをサイバーエージェントが保有するABEMA等のプラットフォーム上に展開していくのみならず、同社のデジタル分野における人的リソース、ノウハウ、ネットワーク等も活用し、両社間で新たなヒットコンテンツを創出して行きたいとしている。

「従来の幅広い取引関係や資本関係のみならず、今後の様々な協業可能性を踏まえ、今回、サイバーエージェントを株式の割当先とした自己株式処分を行うことと致しました。また、本第三者割当に伴う従来の資本業務提携契約の更新及びサイバーエージェントからの役員等の派遣は予定しておりません」とのこと。

エイベックスは調達する資金の具体的な使途について、グローバルアーティストの発掘・獲得・育成・プロモーション費用および大型アニメーション・ゲームの開発・プロモーション費用に充当する予定としている。

関連タグ

オススメ