「MIDEM 2020」は開催をキャンセルし「Midemデジタル・エディション」としてリブート、カンヌでの開催は2021年に

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「MIDEM 2020」

2020年6月2日〜5日にフランス・カンヌで開催予定だった音楽ビジネスカンファレンス「Midem 2020」は新型コロナウィルスの影響により、イベントの開催をキャンセルし、次回を2021年6月1日〜4日に開催すると発表した。

Midemのディレクター、アレクサンダー・デュノワは「日々変化する新型コロナウィルスの状況とそれに伴う政府の発表及び対応が、私達の生活やビジネスの在り方に大きな影響を与えています。この不透明なウイルスの拡がりから、参加企業の従業員の安全を鑑み今年6月にカンヌでMidemを開催する事は不可能だと判断しました」と述べている。

そして、「Midemチームはこの難しい状況の中でも音楽業界、特に大きな打撃を受けているアーティストと企業をサポートする事に注力してきました。今ほどグローバルに音楽を通じて団結する事が重要な時は無いでしょう」と付け加えた。

今年のMidemは「Midemデジタル・エディション」という新フォーマットとして“リブート”。オンラインサービスを通じて、グローバルの音楽コミュニティが議論し、コラボレーションを行い、最も影響を受けた業界のステークホルダーへのソリューションをシェアする場とする。

「Midemデジタル・エディション」は、ライブ配信によるキーノートセッションやトーク、プレゼンテーションに加え、オンライン上での交流や業界人同士の交流を実現。詳細については今後発表されるとのこと。

アレクサンダー・デュノワは「2021年6月1〜4日にフランス・カンヌで開催する55回目のMidem 2021に、皆さんが再び集まっていただき、音楽業界の回復と健全な成長を全員で祝う事を心より楽しみにしています。それまでは、全てのMidemチームのメンバーを代表して、何よりも安全に気をつけてお過ごしください」と締めくくっている。

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