エルヴィス・コステロ、ザ・コステロ・ショウ名義でリリースしたアルバム「キング・オブ・アメリカ」リマスター盤を11/1発売

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エルヴィス・コステロが1986年に“ザ・コステロ・ショウ”名義で発表した10枚目のアルバム「キング・オブ・アメリカ」の2024年リマスター盤が11月1日に発売されることが決定した。

「キング・オブ・アメリカ&アザー・レルムズ」というタイトルで、6CDスーパー・デラックス、2CD、1LP「キング・オブ・アメリカ」、デジタル配信の各形態でリリースされる。日本盤は2CDがSHM-CD仕様でリリースされる。2024リマスター・アルバムから「Indoor Fireworks」が先行配信中。

2CDのDISC 1はオリジナル・マスター・テープから新たにリマスタリングした「キング・オブ・アメリカ」、DISC 2にはマルチトラック・テープからミックスした1987年1月27日英ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ音源4曲(未発表音源)、デモ、約40年間にわたりエルヴィス・コステロがアメリカで録音したメンフィス~ニューオーリンズの影響を受けた音源やコラボレーションの数々が収録される。

1986年にリリースされた「キング・オブ・アメリカ」は、T・ボーン・バーネットがプロデュース、音楽的にも個人的にもコステロのキャリアに大きな変化をもたらした。それ以前のジ・アトラクションズとのアルバムとは異なり、主にセッション・ミュージシャン(レイ・ブラウン、アール・パーマー、エルヴィス・プレスリーのTCBバンドのメンバー他)とのコラボレーションで、コステロは彼らをザ・コンフェデレイツと名付けた。自分自身はザ・コステロ・ショウと表記し、楽曲のクレジットは本名のデクラン・パトリック・アロイシャス・マクマナスだった。

コステロの名を上げたニューウェイブとパンクから離れ、アメリカのカントリー・ミュージックやフォークの影響に大きく寄ったサウンドは、ソングライター、ミュージシャンとしてのコステロの多才ぶりを見せることとなった。アルバムは高く評価され、コステロの芸術的信頼性を強化し、音楽的パレットの幅を広げ、彼の世代で最も革新的で不朽のアーティストの一人としての評判を確固たるものにした。

リリースから40年近くを経た今でもファンや評論家の間で評判は上がり続けており、All Musicは「彼の最高傑作の一つ」と評している。