LE VELVETS、メンバー佐賀龍彦が脳梗塞のリハビリ治療に専念するため脱退

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LE VELVETSは、メンバー佐賀龍彦が9月末までの活動をもって脱退するとオフィシャルサイトで発表した。佐賀龍彦は、2021年9月に脳梗塞を患ってからリハビリを経て1年後にはステージ復帰したが、一方、回復するにつれてプロのアーティストとして求められる表現レベルに佐賀自身が、苦悩と葛藤を抱えていたとし、佐賀本人より「完治」を目標としたリハビリに専念するため、脱退したいと申し出があったとのこと。

その後、メンバー、スタッフとも何度も話し合いを重ねた結果、佐賀龍彦の「完治」を目指す気持ちを尊重し、今回の決定に至ったとしている。また、4人での残された活動期間に全力で向き合うメンバーの意思を尊重し、10月以降のグループ活動は3人での新体制を整えるため、年内休止することも併せて発表した。

佐賀龍彦コメント

日ごろは、僕たちLE VELVETSに応援、ご支援をいただきましてどうもありがとうございます。また僕、佐賀龍彦に関しましては、とくに2021年9月に脳梗塞を発症して以来、熱い応援、激励のメッセージをいただいてきました。そのおかげで1年後の秋、僕は舞台に復帰できるまでに回復し、その後みなさまの生の励ましの声に支えられながら今日まで1年半、LE VELVETSの一員して頑張ってくることができました。深く感謝しております。どうもありがとうございます。

一方、僕は、自身の身体機能はかなり良くなったという感覚はあるものの、自分の思うようなパフォーマンスができず、理想と現実のギャップを感じながら舞台に立ってきたという現実もありました。記憶力や、集中力、理解力が無いだけでなく、ステージにいる自分が宙に浮いたような体験もありました。今の自分のパフォーマンス能力を客観的に見ると、プロの表現者としては50%に満たないと思っています。

これでは、プロのアーティスト、表現者として、舞台に立つのは、まだ困難である事を自覚し、直面しています。みなさまの中には、僕の回復の様子を見て励まされると言ってくださる方々もあり、そのお言葉に勇気をいただいて僕も頑張ってきましたが、やはりLE VELVETSの舞台にプロとして立ち続けることに限界を感じています。

そこで今、一旦立ち止まり、グループ活動から抜けさせていただき、トレーニングを主とした生活に入りたいと考えております。

またメンバーと一緒にステージに並んで、ファンのみなさまに観ていただけるレベルに達するまで必ず回復すると信じて、日々再復帰のための時間を過ごします。どうかみなさま、僕のわがままを許してくださって、100%の回復の日を待っていてくださると幸いです。

16年間、共にいるメンバーは再び3人体制で LE VELVETS を守り成長させてくれます。信頼できる彼らがいるおかげで僕は自分自身の回復に専念することができます。本当にありがたく感謝しております。9月いっぱいまでは、僕は全ての舞台に立ち、全力で頑張ります!

LE VELVETSは、これからも飛躍し続けます。
みなさま、ご理解いただき、今後ともLE VELVETSを応援くださいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

心より感謝をこめまして

LE VELVETS メンバーコメント

宮原浩暢

突然で驚かれたと思います。僕も佐賀君から胸の内を聞いた時、正直驚きました。
リハビリをしながらベストな状態ではないのに、プロとしてLE VELVETSとして毎回ステージに立たなければならない事。佐賀君の中で沢山の葛藤がありました。
何度も話し合い、彼のこの申し出を事務所とメンバーみんなで受け止める事にしました。
佐賀君が完全に復活し、自信を持ってステージに立てると思えた時、またこのLE VELVETSに帰ってきて欲しいと思っています。
これからも全力でこのグループを守ります。

日野真一郎

最初は、佐賀くんの思いを聞いて大変戸惑いました。
16年間、苦楽を共にしてきた仲間なので、僕自身も気持ちの整理が追いつかず、ファンの皆様の事を考えると言葉になりません。
話し合いを重ね、断腸の思いで彼の気持ちを尊重すると決めました。
また、脱退後は3人での活動が困難の為、年内のグループでの活動休止に至りました。
応援して下さる皆様、僕たちの決断をどうか見守って下さい。
佐賀くん、納得する回復を目指して療養に専念して下さい。
そして帰ってくる場所がある事。決して忘れないで下さい。
僕たちはいつまでもLE VELVETSです。

佐藤隆紀

佐賀さんがコンサートに復帰してから、舞台に立つ為に努力を重ね、体は元気になる一方で、記憶や思考の面で思うようにいかない部分を沢山見てきました。
共に歩んで来た佐賀さんが脱退するのはとても残念なことですが、今年に入りリハビリに専念したい本人の強い意志を受け取りました。
年内は4人でのツアーに全力を注ぎ、その後の年内のグループ活動は休止させていただきます。ご理解いただき、これからも皆様の温かい応援を宜しくお願いいたします。

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