SUPERNOVA(超新星)のユナク、ビルボード4公演が終了 サプライズで堂珍嘉邦(CHEMISTRY)が登場

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撮影:Akira Saito

SUPERNOVA(超新星)のユナクが、10月25日・26日の2日間、神奈川・Billboard Live YOKOHAMAで「YoonHak Billboard Live YOKOHAMA 2022 COVERSONG × BAND & ORCHESTRA」を開催した。

昼夜合わせて4公演が行われたこのライブのコンセプトは、25日が「悲しみ、別れ、そして、愛」を表現したBlue Moon。26日は「愛と情熱、そして温もり」のRed Moonということで、それぞれのテーマに沿ったカバー曲を披露。管楽器や弦楽器、コーラスを加えたスペシャルなバンド編成でMilky(ファンの呼称)を魅了した。ここでは25日の夜公演をレポートする。

スタイリッシュなムードの「東京フラッシュ」(Vaundy)でスタートし、テンポ良く「最愛」(KOH+)、「ひとり」(ゴスペラーズ)と情感たっぷりな歌声を響かせるユナク。前回のビルボード公演からは約3年ぶりとなるが、「この緊張感には中毒性があるのかも(笑)」と会場を見渡しながら、「今日はたくさん笑って、泣いて、幸せな気持ちで帰ってほしいなと思います」と笑顔を見せた。

中盤では、日本で一番尊敬しているアーティストだという玉置 浩二の「行かないで」と「メロディー」を披露。心の底から溢れ出してしまった感情をそのまま音にぶつけるようなボーカルが圧巻で、思わず目頭を抑えるMilkyの姿も見受けられた。

衣装をチェンジして再度ステージに現れたユナクはまず、いろんなアーティストに歌い継がれている韓国の名曲「愛していたけど」(キム・グァンソク)と、同じく韓国のミュージシャンで日本でも話題になったSHAUNの「Way Back Home」をカバー。いつか自分なりに表現して歌ってみたいと思っていたという映画『タイタニック』のテーマとしてもお馴染みの「My Heart Will Go On」(セリーヌ・ディオン)は力強さと繊細さを併せ持つボーカルで歌い上げ、本編はMilkyからのリクエストが一番多かったという「One more time,One more chance」か(山崎まさよし)で締め括られた。

アンコールは、ユナク自身がもともと大好きだという「微笑み天使」(ソン・シギョン)から。このライブのために仕上げたというアレンジはかなりファンキーなバンドサウンドになっていて、会場はハッピーなムードで盛り上っていく。

そしていよいよ迎えたラストの1曲は、「いろんな名曲があるけど、名曲といえばやっぱりこの曲かなと。Milkyが一番喜ぶ名曲を一緒に楽しみましょう!」ということでSUPERNOVA(超新星)の「Shining☆Star」。エモーショナルな歌い出しのアレンジが大人の色気を醸し出す”ユナク・バージョン”はこの楽曲の新たな魅力を引き出していて、客席のテンションを最高潮へと誘いながらのエンディングとなった。

「僕は幸せな人間です。最近は業務も多くストレスも溜まっていますが(笑)、こうやってMilkyと会って、目を合わせて笑ったりすると”生きてるな”って思います。皆さんのおかげです、ありがとうございます!」

どんな楽曲をどういうアレンジでお届けしたら喜んでくれるかを、とことん考えた内容であることがダイレクトに伝わってきたライブ。ユナクはどこかホッとしたような表情で感謝の気持ちを伝え、大きく手を振りながらステージを後にしていた。

最終日には堂珍嘉邦が駆け付けた。アンコール1曲目「東京フラッシュ」(Vaundy)を披露した直後に、Red Moonをイメージした赤い花束を持って公演の成功を祝福。憧れの人の予測していないサプライズ登場に大喜びするユナク。ユナクからの一緒に歌いませんかという提案に、堂珍嘉邦も快く応え、急遽、CHEMISTRYの楽曲「君をさがしてた」のデュエットが実現した。堂珍パートを譲り合う2人が微笑ましい瞬間。夢にまでみた堂珍嘉邦とのデュエットシーンは、ユナクにとってもファンにとっても忘れられない時間となった。来年2月上演の「FLAGLIA project(フラグリア プロジェクト)」ミュージカル版で、再び2人の姿を見られる。

なお、ユナクのソロとしては初となるライブDVDのリリースやバースデーイベントの開催、ミュージカルへの出演など嬉しい情報も多数解禁された。

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