イタリアのロックバンド・マネスキン、ブレイク後初となる新曲「マンマミーア」をリリース

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写真左からトーマス・ラッジ(g)、ダミアーノ・デイヴィッド(vo)、ヴィクトリア・デ・アンジェリス(b)、イーサン・トルキオ(ds)

今年5月、ヨーロッパ最大の音楽の祭典「ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト2021」で優勝後、瞬く間に全世界でブレイクしたイタリアのロックバンド・マネスキンが、ブレイク後、初となる最新曲「マンマミーア」を本日10月8日にリリースした。

この夏世界的ヒットとなった「アイ・ワナ・ビー・ユア・スレイヴ」と「ベギン」(両曲ともグローバル・チャートのトップ10内に数ヶ月間ランク・イン)に続く同曲は、サウンドの生々しさや粗削りな感触をキープするため、いつものように生で録音されている。イントロから“マンマミーア”と連呼されるフレーズと、強力なベース・リフとリズミカルなドラムで始まるため、ロック・ソングでありながらダンスやクラブの要素もあるナンバーで、一度聴いたら記憶にすり込まれるメロディーが特徴的だ。

皮肉交じりの歌詞は自分の振る舞いに対する人々の見方を取り上げる一方、自分の意図や考えはまったく違うことについて歌っている。バンドを取り巻く環境が大きく変化する中、彼らはこのトラックで初めて風刺的な一面を見せている。

2015年に結成されたマネスキン(デンマーク語で「月光」を意味する)は、20~22歳のダミアーノ・デイヴィッド(vo)、ヴィクトリア・デ・アンジェリス(b)、トーマス・ラッジ(g)、イーサン・トルキオ(ds)から成るイタリアはローマ出身の4人組バンド。

直近の3曲「ジッティ・エ・ブオーニ」「アイ・ワナ・ビー・ユア・スレイヴ」「ベギン」により、彼らはこの数ヶ月間一貫して世界的に最も再生回数の多いアーティストの1組になり続けており、その再生回数は約30億回以上と圧倒的な数字を記録。また2ヶ月間以上連続でグローバル・チャートのトップ10に2曲同時にランク・インさせることも実現。「ベギン」は63ヶ国、「アイ・ワナ・ビー・ユア・スレイヴ」は35ヶ国でトップ10入りを果たし、全英トップ10には2つのシングルを同時チャート・インさせた。

さらにアメリカのオルタナティヴ・ラジオ・チャートでも1位を獲得し、アメリカのオルタナティヴ・エアプレイ・フォーマットで新人バンドが1位に上りつめる最速記録を24年ぶりに更新した。

先月末は、ビリー・アイリッシュ、エド・シーラン、コールドプレイ、BTSらが集った“地球規模”のチャリティ・ライブ:Global Citizen Liveにも出演。パリ会場に出演した彼らはエッフェル塔をバックに堂々としたパフォーマンスを披露。

メンバーは同イベントの出演理由には2つあったと述べ、まずは天候問題や女性の権利問題、貧困や汚染問題など、非常に重大なことが今起こっているというメッセージを送りたかったというのと、もう一つは素晴らしいアーティストの方々とステージを共有したかったから&エッフェル塔の前でパフォーマンスしたかったから、と冗談まじりに語っている。

世界各国で話題の最中、日本でも彼らの大ヒットアルバム「テアトロ・ディーラ Vol. I」の日本盤CDが10月13日にリリースされる。

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