SUGIZO、3年ぶりのオリジナル・アルバム「愛と調和」ジャケ写&詳細を発表

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SUGIZOが、12月23日にリリースする3年ぶりのオリジナル・アルバム「愛と調和」のジャケット写真と詳細続報が発表された。

アルバムのコンセプトは、世界的パンデミックにより疲弊した人々の心にそっと寄り添い、水のように染み渡ってゆく救済のアンビエントミュージック。構成は、女性ヴォーカリストによる歌モノ3曲(既発表曲の再ミックス)とインストゥルメンタル新曲7曲の計10曲。

今作でSUGIZOはサウンド面の過激さや刺激を追い求めることなく、一音一音慈しむように存分にエコーを効かせたギターを爪弾き、神秘的なシンセサイザー音と融合させている。

重要なインスピレーション源となったのは、縄文文明。2020年春、コロナ禍によって歪みが露呈、分断が加速する利己的な現代社会の在り方に限界を感じたSUGIZOは、対極にある利他的な縄文社会に注目。自然を敬い調和を尊ぶ古代日本人の精神性にこそ、ポストパンデミックの新しい世界の可能性が有るのではないか?と考え、〝愛と調和″というテーマを着想した。実際に楽曲をつくり始めたのは7月頃。コンセプトが決まってからは、楽器を持てばまるで植物が芽吹き育っていくかのように、ごく自然に生まれていったと振り返る。

クリーントーンとアコースティックを中心としたギター、シンセサイザー、ヴァイオリンの他、屋久島などでフィールドレックしたリアルな自然音、笙や神楽鈴、役病退散を唱える声明までも取り入れて紡ぎ上げられた、神秘のヒーリングミュージック。

SUGIZOは八百万の神を祀るメンタリティーにも着目、パンデミックを生き抜く示唆を受け、日本人であることの誇りをかつてなく強く意識したという。大切にしたのは敵対ではなく愛であり、分断ではなく調和。傷付いた人々を癒し、さらには覚醒を促すような、静謐だが強く生命力に満ちたアルバムが間も無く完成する。

商品形態は「Premium Edition(豪華盤)」と「Regular Edition(通常盤)」の2種類。Regular Editionの仕様は1CD+ブックレット20P(ライナーノーツ英訳付き)となり、価格は3,300円(税込)。

Premium EditionはHMV/Loppi限定商品で、仕様は2CD+撮り下ろし写真集特別ブックレット、価格は11,000円(税込)。Premium EditionのみのボーナスディスクとなるDisc2には、2019年7月7日・8日に東京・中野サンプラザホールにて開催された「SUGIZO 聖誕半世紀祭.」から、初日の幕開けを飾ったSUGIZOと谷崎テトラによるアンビエントユニット「S.T.K.」の2005年結成以降初の正式音源となる「Rokkasho」、2日目はSUGIZO×HATAKENのモジュラーシンセサイザーを駆使した即興演奏による「Multiverse Traveler」のライヴ音源が収録される。

また、Premium Editionのブックレットは100ページにも及ぶヴォリュームで、内容も充実。屋久島で撮影した写真、レコーディング風景写真、機材リスト、ライナーノーツ英訳、ロングインタビュー、楽曲解説が掲載される。屋久島での撮影はSUGIZOの熱望で写真家・秦達夫とのコラボレーションが実現。11月12日に発表されたモノクロのキーヴィジュアルも秦達夫によるものである。なお、アルバム予約受付の開始日時・受付方法は追ってアナウンスされる。

12月6日・7日には東京・ブルーノート東京にて、自身率いる即興プロジェクトSHAGが12年ぶりの再起動ライヴを行う。また、LUNA SEAとしても12月26日・27日に埼玉・さいたまスーパーアリーナ公演が控えている。

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