嵐「5×20 All the BEST!! 1999-2019」が2019年に世界で最も売れたアルバムに〜IFPI発表

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世界のレコード産業を代表する組織であるIFPI(国際レコード産業連盟)が、「Global Album of 2019」を発表し、日本のボーイズ・グループ、嵐のベストアルバム「5×20 All the BEST!! 1999-2019」が、2019年のトップセラーアルバム賞を受賞した。

嵐は1999年に結成。メンバーは大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤の5人。同年11月にシングル「A・RA・SHI」でメジャーデビューを果たす。以降、現在までにさまざまなヒット曲を連発し、日本以外のアジア諸国でのライブ活動も行っている。デビュー20周年イヤーとなる2019年6月にベストアルバム「5×20 All the BEST!! 1999-2019」、10月にミュージックビデオ集「5×20 All the BEST!! CLIPS 1999-2019」をリリースし、同年12月までアニバーサリーツアー「ARASHI Anniversary Tour 5×20」を実施した。

日本レコード協会(RIAJ)が主催する「第34回日本ゴールドディスク大賞」では、2019年最も活躍したアーティストに授与される「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を3年ぶりに受賞し、史上初となる6度目の受賞を達成した。

また、同年11月には天皇陛下即位を祝う「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」で奉祝曲を披露し、公共放送であるNHKの「NHK 東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」に就任するなど、名実ともに国民的ボーイズ・グループのひとつとして知られており、各メンバーがソロとしても、映画やドラマなどで主演を務めている。2019年1月、2020年12月31日をもって活動休止することを発表。

IFPIのCEOであるフランシス・ムーア氏は、「嵐は日本を象徴するボーイズ・グループで、20年間の音楽活動を通じてアジア全域に巨大で熱狂的なファン層を築いてきた。彼らの驚異的な売上を誇る作品群と長いキャリアの証として、嵐の本賞の受賞を祝福したい」と述べた。

テイラー・スウィフトの7枚目のスタジオアルバムである「Lover」は、2019年で2番目に売れたアルバムであった。本作は2019年8月にリリースされ、オーストラリア、カナダ、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、スペイン、イギリス、アメリカなどで1位を獲得し、発売第1週目終了時点での売り上げは300万枚に達した。

「MAP OF THE SOUL:PERSONA」は、韓国のヴォーカル・グループであるBTSがリリースした6作目のEPであり、2019年で3番目に売れたアルバムとなった。韓国史上最高のアルバム売上を記録しただけでなく、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリス、アメリカの各国でも、韓国人アーティスト初のチャート・トップに立った。

「IFPI Global Top 10 Album Chart」は、世界中のフィジカルアルバムとデジタルアルバムの売上を合算し、年間のベストセラーアルバムをランク付けしたチャートである。チャートは、フィジカルアルバムとデジタルアルバムの売上数量のみで算定されている。

Top 10 Global Albums 2019

Rank. Artist「Album Name」Global units(millions)

1. ARASHI「5×20 All the BEST!! 1999-2019」3.3
2. Taylor Swift「Lover」3.2
3. BTS「MAP OF THE SOUL:PERSONA」2.5
4. Lady Gaga「A Star is Born OST」1.2
5. Billie Eilish「WHEN WE ALL FALL ASLEEP,WHERE DO WE GO?」1.2
6. Queen「Bohemian Rhapsody」1.2
7. Ed Sheeran「No.6 Collaborations Project」1.1
8. Ariana Grande「thank u, next」1.0
9. Rammstein「Rammstein」0.9
10. The Beatles「Abbey Road」0.8
(source: IFPI)

「IFPI Global Album of 2019」は、テイラー・スウィフトの「Global Recording Artist of the Year 2019」受賞、ビリー・アイリッシュ「Bad Guy」の「IFPI Global Single of 2019」受賞に続く、3つ目の年間トップの受賞発表となる。

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