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「BTSマニア」は終わったのか? HYBEの株価、完全復帰公演後の大幅下落から回復せず

ビジネス 海外

3月21日の韓国・ソウルの光化門広場での完全復帰コンサートから2日後、BTSはニューヨークでSpotifyとの独占ファンイベント「Spotify x BTS: Swimside」のステージに立った。一方で、所属事務所であるHYBEの株価は下落傾向が続いている。Digital Music News(DMN)が伝えた。

長年にわたり同社の重要な収益の柱となってきたBTSの完全復帰ツアーを控え、HYBEの株価はここ数カ月、上昇していた。しかし、ソウルでのイベントの来場者数が予想を大幅に下回ったことを受け、HYBEの株価は3月23日に15%以上急落。同月31日時点で、なおも下落傾向が続いている。投資家たちは「BTSマニア」が、もはや過去のものとなったと考えているようだ。

BTSの活動休止期間中にHYBEが事業多角化を進め、現在ではStray Kids、SEVENTEEN、BLACKPINKといった、他のK-POPアーティストとの激しい競争に直面していることもある。一方で、HYBEが運営するBTSの所属レーベル「ビッグヒット・ミュージック」によると、BTSの最新アルバム「ARIRANG」は発売当日に398万枚を売り上げた。

(文:坂本 泉)

榎本編集長

26万人を想定したソウルの広場に集まったのは——HYBEは3大キャリアの通信データや外国人観光客のローミングデータを含む累積流動人口で10万4,000人、警察や行政は特定エリア内の滞在人数ベースで4万〜8万人と、集計方法によって数字が大きく異なる。その乖離が株価15%下落の引き金を引いた。しかし同じ週の数字を並べると、まったく異なる景色が見えてくる。Netflixのライブ配信は1,840万視聴。アルバム「ARIRANG」はSpotify初日1億1,000万ストリームとK-POP史上最高を記録し、全14曲がSpotifyグローバルデイリーチャートのトップ14を独占。タイトル曲「SWIM」はBillboard Hot 100で首位に立ち、13曲が同時チャートインした。広場の人数は測定方法で変わるが、デジタルの数字は揺るがない。「BTSマニアは過去のもの」という市場の判断が正しいかどうかは、4月から始まる82公演のワールドツアーが答えを出す。

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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