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Spotify、PCでビットパーフェクトな楽曲再生が可能に 「専用モード」がWindows版に登場

ビジネス 海外

Spotifyは3月18日、プレミアム会員向けにWindowsデスクトップアプリで「専用モード(エクスクルーシブモード)」が利用できるようになったと発表した。ビットパーフェクトな楽曲再生が可能となり、ロスレス再生と組み合わせることで、最高の音質を実現できるとしている。

専用モードを有効にすると、Spotifyがパソコンのオーディオ処理を完全に制御し、マスタリングされたままの音を再生。DACやオーディオインターフェースなどを使用して、可能な限り純粋なサウンドを求めるリスナーに最適だとしている。

同機能は、将来的にはmacOS版でも利用可能となる見通し。有効にするには、アプリを開き、「設定」の「再生」までスクロールし、「オーディオ出力」でデバイスを選択し、「専用モード」をオンに切り替える。

なお、音楽ビデオ、ポッドキャスト、プレビューのショート動画、Canvasのショート動画では、専用モードを利用できない。Spotifyがオーディオデバイスを専有している間は、他のアプリはそのデバイスから音声を再生できないため、別の出力を使用するか、専用モードをオフにしてデバイスを共有する必要がある。

Spotifyは昨年9月、4年越しでロスレスオーディオの提供を開始。近く導入するとされる高価格帯プランの主要機能になるとみられていたが、現時点では標準プランに含まれている。

(文:坂本 泉)

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SpotifyがDACユーザーに手を差し伸べた。Windowsの専用モードはOSのミキサー処理を排除し、ビットパーフェクトな再生を実現する。アナログレコードが19年連続プラスで米国でも10億ドルを超えた時代、並行して「音の純粋さ」を求めるリスナー層の存在感は増している。彼らがSpotifyを選ぶ理由が、これまでは薄かった。ロスレスを先行実装していたApple MusicやAmazon Music Unlimitedに対し、Spotifyはカタログの豊富さとUIの使いやすさで対抗してきたが、音質という領域ではビハインドがあった。2025年9月に最大44.1kHz/24bitのFLACによるロスレス配信を正式開始し、今回の専用モード実装でさらに一歩踏み込んだ。macOS対応も予告されており、本格的なオーディオファイル向けの展開が始まる。音質へのこだわりが強いリスナーは概してプレミアムに課金する意欲も高い。ARPUを上げる方策のひとつとして、この層の取り込みは理にかなっている。

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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