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Z世代とミレニアル世代、新たなクラシックコンサートブームをけん引 Fever調査

ビジネス 海外

Z世代とミレニアル世代は、X世代(45~54歳)やベビーブーマー世代(55歳以上)に比べて、はるかに高い確率でクラシックコンサートに足を運んでいるーー。チケット販売プラットフォーム「Fever」傘下のCandlelightが公表した、国際的なクラシック音楽の消費習慣に関する調査「Classical Pulse 2026」により、こうした実態が明らかとなった。

同社は今回、世界10カ国(オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、メキシコ、スペイン、英国、米国)の8,000人以上を対象に調査を実施。驚くべきことに、X世代とベビーブーマーの大多数は過去1年間に一度もクラシックコンサートに参加しておらず、世界で最も参加率が低い層に属する。米国人の半数以上(55%)は、人生で少なくとも一度はクラシック音楽のコンサートに参加したことがある。

45歳未満の成人の88%が過去1年間に最低1回は参加しており、この割合はX世代では83%となる。一方、世界的に見て、年齢が上がるにつれて参加率は低下。米国のベビーブーマー世代の41%が一度も参加しておらず、カナダ(46%)、オーストラリア(45%)、英国(42%)と同様に低水準となっている。

(文:坂本 泉)

榎本編集長

クラシック音楽に、世界規模の若者回帰が起きている。45歳未満の88%が過去1年にクラシックコンサートへ足を運んだのに対し、ベビーブーマーの4割超が過去1年間に一度も行っていない。逆転している。背景にあるのはCandlelightのような「体験型フォーマット」の台頭だ。2019年にマドリードで始まったキャンドルライトコンサートは、ゴシック教会や屋上テラスに弦楽四重奏を置き、写真映えする空間でクラシックを届ける。60分・カジュアルな会場・SNS映え——伝統的なコンサートホールが持つ「敷居の高さ」を意図的に取り除いた設計だ。TikTokで「#classicalmusic」が72万本以上の動画を生んでいる時代に、若い世代はクラシックを「古典」ではなく「感情的な体験」として消費し、そこからコンサートへの入口が生まれている。この調査を作ったCandlelightはFever傘下であり、チケット販売の自社データを持つ。数字の解釈には留意が必要だが、傾向として指し示す方向は興味深い。

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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