Shazam、ChatGPTで利用可能に Apple Musicに続き
アップル傘下の音楽サービスとChatGPTの統合が進んでいる。OpenAIは昨年12月、ChatGPT内でApple Musicを活用できる「Apple Music」GPTを公開。ユーザーはChatGPTのアプリ一覧からApple Musicを選択し、アカウントを連携することで利用できる。会話の中で「@Apple Music」とメンションするか、プロンプトでApple Musicに言及することでGPTが起動する。
同GPTでは、気分やシーン、アーティスト名などを伝えるだけでプレイリストを自動生成したり、楽曲や歌詞に関する質問に回答したりすることが可能。ChatGPTを離れることなく、Apple Musicの楽曲を直接試聴するリンクも提供される。
同機能はiOS、Android、ウェブ版で利用可能。なお、Shazamを使った周囲の音楽認識機能のChatGPT統合については、現時点でOpenAIおよびAppleからの公式発表は確認されていない。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
AppleがOpenAIと組む理由が、また一つ明確になった。Apple Music GPTがChatGPTに統合され、会話でプレイリストを作り自分のライブラリに直接保存できるようになった。Siriが長年「できそうでできなかった」体験を、ChatGPTとの連携でAppleが実現しつつある構図だ。Appleにとっては既存のApple Music有料会員の満足度を上げ、解約を防ぐ武器になる。OpenAIにとってはユーザーの音楽趣味・行動データという資産が積み上がる。利害が一致した連携は強い。そして3月9日、次の一手が打たれた。「@Shazam」メンションや音声入力で、ChatGPTアプリ内から直接周囲の曲を特定できるShazam統合が正式スタート。「探す→特定する→保存する→聴く」という音楽体験の全工程が、ChatGPTひとつで完結する環境がついに整った。2023年のiOSへのChatGPT搭載から始まった両社の連携は、音楽という日常の入口を静かに書き換えつつあるかもしれない。ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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