英国の音楽ストリーミング配信収入、2025年は3.2%増 インフレ率と同水準
英国のデジタルエンターテインメント小売業協会(ERA)は1月6日、英国の消費者が音楽配信サービスに費やした金額が2025年に20億4,540万ポンド(約4,351億9,000万円)となり、前年比3.2%拡大したと発表した。小売りベースで、広告付きプランからの収入は含まれていない。
伸びは、英政府統計局(ONS)が発表したインフレ率(2025年11月までの12カ月)と一致。過去5年間で最低を記録した(2024年は5.9%、2023年は10.2%)。
フィジカルは11.5%増の3億6,810万ポンドと、2021年以降で最高のシェア(15%)を占めた。このうち、アナログレコードは18.5%、その他(カセットなど)は95%それぞれ伸びた。CDは1%減の1億2,500万ポンドだった。
ダウンロードは3.5%減の3,990万ポンド。ストリーミングとフィジカル、ダウンロードを合わせた音楽全体の売上高は4.2%増の24億5,330万ポンドと、過去最高を記録した。
音楽、ビデオ、ゲームを合わせた英国のエンターテインメント売上総額は132億5,730万ポンドと7.1%伸び、こちらも過去最高を記録。過去10年で120%伸び、うち音楽は124%成長している。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「英国の音楽ストリーミング売上が前年比3.2%増で、インフレ率とほぼ一致。この前、BPIもストリーミング消費量を前年比5.5%増で出していたが、BPIのはアルバム相当の消費量ベースで、今回のデジタルエンターテインメント小売業協会(ERA)の数字は小売ベースの20億4,540万ポンド(約4,351億9,000万円)。アメリカと並び、イギリスでも音楽サブスク普及が終わった印象がある。」ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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