Instagram責任者「AI粗悪品の追跡・ラベル表示でなく、本物のメディアを識別すべき」
増え続けるオンライン上のAI粗悪コンテンツを追跡・特定しようとするのではなく、本物のメディアにフィンガープリントを施すべきーー。Instagram責任者のアダム・モッセーリが1月1日、こうした見解を示した。
モッセーリ氏は、AI生成コンテンツが既に大量に存在する中、今後さらに増えることで「ソーシャルメディアプラットフォームは、AI生成コンテンツを識別し、その旨を表示するよう、ますます強い圧力を受けることになる」と予測。主要プラットフォームはAIコンテンツの識別において優れた成果を上げるが、AIの模倣能力が向上するにつれて、その識別精度は次第に低下していくとみている。
これに対し、本物のメディアにフィンガープリントを施す方が現実的であり、カメラメーカーが画像撮影時にデジタル透かしを組み込むなどの方法が考えられると述べている。
テクノロジーニュースサイト「SQマガジン」の分析によると、現在ソーシャルメディア上で目にする画像の約70%がAI生成物という。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「Instagram責任者が「AIを規制するよりも、本物認証を進めるべき」という提案。既に音楽でもAIで音楽を大量に生成してAIで再生して売上を掠め取るストリーミング詐欺が横行。調査によれば世界の音楽売上の1割近くが詐取されているが、SpotifyなどDSP(音楽配信)側でAI製の曲を判定する技術(これもAI)が間に合っていない。このAIのいたちごっこを続けるよりも、カメラにフィンガープリントを入れて本物認証を進めるほうが現実的という判断だ。スマホのカメラ半導体でトップを守るソニーがどのように反応するか、今後に注目したい」ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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