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グーグル、AI音楽プラットフォーム「ProducerAI」を買収 ザ・チェインスモーカーズ公認ツール

ビジネス 海外

グーグルは2月24日、AI音楽制作プラットフォーム「ProducerAI」を買収したと発表した。ProducerAIをGoogle Labsの傘下に加え、自社の音楽生成AIモデル「Lyria 3」で強化する。

ProducerAIは、ユーザーがAIエージェントと連携して音を生成したり、歌詞をワークショップ形式で練り上げたり、楽曲をリミックスしたり、プロンプトに基づいて新たな楽器を創作したりできるプラットフォーム。ザ・チェインスモーカーズがアドバイザーを務めている。2025年7月にAI音楽制作ツール「Riffusion」の後継としてローンチされ、当初は自社独自のAIモデルを用いて楽曲生成や既存曲の調整を支援していた。

グーグル傘下となった現在、ProducerAIは、音楽生成に「Lyria 3」のプレビュー版、チャットインターフェースに「Gemini」、アルバムアートに「Nano Banana」、音楽ビデオ生成に「Veo」と、グーグル製のAIツールを搭載。全出力物に、AI生成コンテンツを識別するグーグルの透かし技術「SynthID」が埋め込まれる。

(文:坂本 泉)

榎本編集長

グーグルが音楽制作AIのProducerAIを買収した。前身はSNSで爆バズりした「Riffusion」で、チェインスモーカーズもアドバイザーに名を連ねる注目株だ。グーグルはその6日前にも音楽生成AI「Lyria 3」をGeminiアプリに搭載したばかり。Lyria 3は「テキストを打てば30秒で1曲できあがる」エンジンだが、ProducerAIはその上に乗る"操縦席"だ。「ちょっとローファイっぽくして」「サビをもう少し厚く」とAIと会話しながら仕上げる体験で、Sunoのような一発生成とは一線を画す。今回の買収で、曲作り・歌詞・アルバムジャケット・ミュージックビデオまでグーグルのAIで一気通貫できる環境が整いつつある。世界で20億人以上が使うYouTubeとの連携も当然視野に入る。AI音楽の著作権問題が業界を揺らす中、全出力に透かしを入れる姿勢はレーベル側への配慮だろう。ただ今はまだGoogle Labsの実験段階。「楽器が弾けなくても曲が作れる」時代が本当に来るかは、使い勝手次第だ。

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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