カルチュア・エンタテインメント グループ、映像制作会社セディックインターナショナルの全株式取得
カルチュア・エンタテインメント グループ(CEG)は10月31日、映画『おくりびと』など数々の映像作品を手掛けてきたセディックインターナショナルの全株式を取得し、CEグループにセディックインターナショナルがグループインしたことを発表した。
CEGは、映像事業をグループの中核ビジネスの一つに位置づけ、映画・ドラマの企画・製作から宣伝・配給、さらには二次展開まで、幅広い事業を展開している。一方のセディックインターナショナルは、日本映画界を代表する名プロデューサー・中沢敏明氏により1995年に設立され、数々の名作・話題作を世に送り出してきた映像制作プロダクションだ。
CEGとセディックインターナショナルは近年、映画製作における協業の機会を重ね、関係を深めてきた。昨年劇場公開された『雨の中の慾情』(片山慎三監督)や、今年8月に第78回ロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門にて、日本作品として18年ぶりに金豹賞を受賞した『旅と日々』(三宅唱監督、2025年11月7日公開)などが挙げられる。
CEグループは、C&Iエンタテインメント、ブリッジヘッドに加え、新たにセディックインターナショナルを迎え入れることで、”制作プロダクション3社体制”を確立。これにより、従来以上に高い制作力を発揮し、世界的に評価を高めている日本の映像作品を、品質を維持しつつ継続的に創出できる体制が整った。セディックインターナショナルは、2026年より2028年にかけて、自社企画の映画作品(14作品)、シリーズ作品(2作品)、舞台作品(4作品)を制作・製作することを決定している。
今後もCEグループでは、映像事業のさらなる強化を図るとともに、グループが保有する原作コンテンツの映像化をはじめとしたメディアミックス展開を推進し、IP価値の一層の向上に努めていく。
@musicman_nusicman
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