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AIが再構築するエンタメ クリエイターはワークフローにも活用

ビジネス 海外

英国の音楽専門コンサルティング・ファームのMIDiAは6月5日、AIの未来とエンターテインメント企業のその適応に関する包括的なレポートを公表。AIがクリエイター、消費者、企業の3方向からエンターテインメントを再構築すると分析している。

AI流行の第1波は創作に焦点を当てたものだったが、クリエイターの主なニーズはより幅広いワークフローにあり、AIベンダーはこの広範なニーズに対応するように進化している。

<ワークフローに焦点を当てたAIサービスの例>
・インスピレーション(SongstarterCoSovidIQなど)
・クリエイティブな副操縦士(CoPilot、Descript、CoProducerなど)
・エンドツーエンドの創作(LTX StudioMubertなど)
・最終仕上げ(LANDRCaptions AIResound.fmなど)
・ワークフロー(Podcastle、COSMOS、Dream Screenなど)
・キャリア(MNGRS.AIReplo, Albertなど)

消費者の多くは機能的な創作(カバーレターや論文を書くなど)に傾倒しているが、今後は創作自体がエンタメの一形態となり、より多くの消費者が創作を行うようになる見通しだ。

エンタメ企業も、コンテンツの調達から報告書に至るまで、ワークフロー全体でAI統合を急速に推進しており、将来のタレントを特定するツールとしても使用している。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「音楽とAIといえば楽曲の生成だけだと思ってはいけない。インスピレーション、創作のサポート、マスタリング、ワークフロー管理、マーケティングの自動化など様々な用途のAIが登場している。17個のAIをリストし、うち11個のAIに動画説明のリンクを付けておいたので参考にしていただければ幸いだ」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。