【訃報】元東芝EMI洋楽ディレクター・三好伸一氏が死去、74歳

元東芝EMI洋楽ディレクターで音楽プロデューサーの三好伸一(みよし・しんいち)氏が5月24日に死去した。74歳だった。
遠因は3年前の新型コロナウイルス感染症の後遺症で体調を崩し、今年4月に肺気腫が発覚し入院治療を受けていたが、呼吸不全が悪化し帰らぬ人となった。
三好氏は1950年香川県高松市生まれ。早稲田大学理工学部在学中の1970年から東芝音楽工業(後の東芝EMI)でアルバイトを始め、1974年に正社員として入社。当初からビートルズに憧れ、念願だった4代目ビートルズ担当を務めた。
その後、ビートルズの代わりとなるアーティストとして出会ったボブ・マーリーの担当となり、日本におけるレゲエ音楽の普及に大きく貢献。ローリング・ストーンズ、クイーン、松田聖子など大物アーティストを担当し、洋楽部内にプラネットアースレーベルを立ち上げ、シーラ・マジッドやウルフルズのデビューを手がけた。
通夜では三好氏が愛し続けたボブ・マーリーの楽曲が流され、葬儀・その他は身内によって執り行われた。
三好氏には取材などで大変お世話になりました。生前のご厚情に深く感謝し、心よりご冥福をお祈りいたします。
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