ワーナー・ミュージック、メタと音楽ライセンス契約拡大 UMGに続き
ワーナー・ミュージック・グループ(WMG)は、メタ・プラットフォームズと複数年にわたる音楽ライセンス契約の更新で合意した。従来のFacebook、Instagram、Horizon、Threadsのほか、新たにWhatsAppが対象に加わった。WMGの発表を元に、Music Business Worldwide(MBW)などが伝えた。
これにより、ユーザーは著作権を侵害することなく、メタの全ての主要プラットフォームで WMGの音楽ライブラリの楽曲を共有できるようになった。また、契約の一環として、WMGのアーティストはメタから「プロモーションとマーケティング支援」を受ける。さらに両社は、メタのプラットフォームにおける生成AIコンテンツに関して協力・議論を続ける方針だ。
WMGの広報担当者は「メタとの契約を更新し、同社の全てのプラットフォームでアーティストとソングライターの機会を拡大するとともに、AIの可能性についての議論を深めることができることを嬉しく思う」とコメントしている。
ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)は8月、 WMGと同様にメタとの音楽ライセンス契約の範囲を広げた。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「ワーナーがユニバに続きメタと音楽ライセンス更新。今回から日本ならLINEにあたるWhatsAppもライセンスに含まれ、おそらくチャットでワーナーの音楽を投稿できるようになる。また、ユニバがGoogleと積極的に生成AIのプロジェクトを進めているように、ワーナーはメタと議論を深める予定だ。ソニーはメタとどうするか注目」ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター/フォトジャーナリスト。日本の大学を卒業後、国外で日系メディアやPR会社に勤務。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や記事執筆、編集、撮影などを行う。
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