BMSG、BE:FIRST「Masterplan」にてプラスチック使用量を約10トン削減 特典廃止でCD売上約7万枚減も総売上は約2倍に

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BE:FIRST「Masterplan」紙ジャケット

BMSGは、4月24日リリースのBE:FIRSTコンセプトシングル「Masterplan」販売における活動成果を発表した。BMSGは、日本の音楽業界のCDに依存したビジネスモデルに対する課題意識から、プラスチックから紙のCDジャケットへ刷新と、販売店/販売サイトごとに異なる購入者特典(=法人別特典)やランダム封入のCD特典の廃止を実施。その結果、リリースから5月22日までの販売期間において、CD製造段階のプラスチック使用量を約10トン削減と、CDとグッズを含む作品全体にかかる総売上が前作比約2倍に拡大したと報告した。

今回の取り組みは、2月にBMSGより提示した「音楽業界を持続不可能にしないための提言」からスタート。4月にBMSG公式YouTubeチャンネルで公開した「2024 BMSG CEO PRESENTATION」においても、SKY-HI自らが日本のCDビジネスに対する問題意識について触れてきた。インターネットによるビジネスモデルのチェンジに順応することで拡大した世界の音楽市場と比較し、日本の音楽市場の売上構成比率が数十年間大きく変わらず、CDビジネスに依存し続けていることに対する危機感も発している。

同社は、「今後も日本の音楽業界の持続可能なあり方を追及し、具体的なアクションを続けてまいります」と伝えている。

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