スペースシャワーSKIYAKI HD、23年4月~24年3月期は増収減益 主催大型ライブ・イベントや店舗ビジネスの業績拡大が牽引

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スペースシャワーSKIYAKIホールディングス

スペースシャワーSKIYAKIホールディングスは5月14日、2024年3月期の連結業績(2023年4月1日~2024年3月31日)を発表した。

売上高は163億6,267万円と前期比9億8,154万円増(同6.4%増)、営業損益は営業利益6億1,812万円と前期比4億6,467万円増(同302.8%増)、経常損益は経常利益6億1,986万円と前期比5,609万円増(同10.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2億8,016万円と前期比6,809万円減(同19.6%減)と、増収減益となった。

メディア セグメントの有料放送事業において、番組販売売上が減少したことなどにより、前年同期比で減収減益となった。映像制作事業においても、ミュージックビデオの制作案件等の受注減少により、前年同期比で減収減益となった。この結果、当セグメントの売上高は40億7,274万円と前期比8億7,406万円減(同17.7%減)となり、セグメント損益(経常損益)についてはセグメント利益(経常利益)1億7,957万円と前期比9,325万円減(同34.2%減)となった。

ライブ・コンテンツ セグメントのライブハウス事業やエンタテインメントカフェ事業など店舗ビジネスにおいては、コロナ禍からの回復が続いたことにより、前年同期比で増収増益となった。また、イベント事業においては、第3四半期連結会計期間に新たなライブ・イベントの立ち上げによるコスト増があったものの、第1四半期連結会計期間に開催した国内最大規模のヒップホップフェスティバル「POP YOURS」のチケット完売となる約3万人動員や、第2四半期連結会計期間に開催の「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2023」の全日程・全券種完売による約8万人動員の達成などを中心とする既存ライブ・イベントの開催により、前年同期比で増収増益となった。この結果、当セグメントの売上高は75億7,850万円と前期比16億6,446万円増(同28.1%増)となり、セグメント損益(経常損益)については、セグメント利益(経常利益)5億8,609万円と前期比2億1,191万円増(同56.6%増)となった。

ソリューション セグメントのディストリビューション事業において、受託契約のあったヒットアーティストの移籍に伴い、下半期における音楽配信売上が減少したものの、上半期の音楽配信売上の好調な推移や、ファンクラブ事業における有料会員数の増加とEC/MD事業における大型案件の獲得により、前年同期比で増収増益となった。この結果、当セグメントの売上高は47億1,142万円と前期比1億9,114万円増(同4.2%増)となり、セグメント損益(経常損益)についてはセグメント損失(経常損失)8,796万円と前期比308万円増(前期はセグメント損失(経常損失)9,105万円)となった。

同社は、4月1日付で、SKIYAKIと経営統合を行い、商号をスペースシャワーSKIYAKIホールディングスに変更し、持株会社体制に移行した。2024年3月期の連結業績予想について、現在、持株会社体制への移行に伴う経営統合効果について精査中であることに加え、経営統合により生じる「のれん」など、企業結合に関する会計処理方法の確定に相応の時間を要することから、次期の連結業績予想を未定としている。