乃木坂46久保史緒里がメインパーソナリティを担当した「第49回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」最終募金総額は9,484万1,179円

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昨年の11月1日から、ニッポン放送をはじめ全国の11のラジオ局で、目の不自由な方が安心して街を歩けるように「音の出る信号機」を設置する募金を呼び掛けていたチャリティ・キャンペーン「第49回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」の募金受付が1月31日をもって終了し、この3ヶ月間に寄せられた募金総額が、9,484万1,179円となったことが発表された。

このキャンペーンの啓蒙として、昨年12月24日正午から25日の正午まで24時間特別番組が生放送され、ニッポン放送でのメインパーソナリティを久保史緒里(乃木坂46)が担当した。

24時間の生放送は、久保史緒里と筑波大学附属視覚特別支援学校の児童による「Believe」の合唱で幕を開けた。「ミュージックソン」歴代パーソナリティの萩本欽一やイルカなど豪華ゲストが続々登場したほか、久保が野球好きということもあり、荘司康誠(東北楽天ゴールデンイーグルス)や宮城大弥(オリックス・バファローズ)もスタジオに駆け付けた。

明けて25日のクリスマスになったタイミングは、リスナーと一緒に過ごす楽しいクリスマスパーティーとして、森山良子による「スペシャルクリスマスLIVE」をお届け。森山良子はスペシャルクリスマスメドレーを生演奏で披露し、ラストには、森山良子×久保史緒里で「Happy Xmas(War Is Over)」を歌い上げた。

25:00からは乃木坂46のメンバーが担当する「乃木坂46のオールナイトニッポン~ラジオ・チャリティ・ミュージックソンSP~」を放送。25時~27時は梅澤美波と弓木奈於、27時~29時は一ノ瀬美空と井上和が登場し、クリスマスやサンタクロースにちなんだスペシャル企画をお送りした。

また、特別番組のなかでは「全国視覚特別支援学校みんなで交流戦!」を4回にわたり実施。現在、全国の視覚特別支援学校では、少子化の影響もあり児童・生徒の数が少なくなっているため、友達の輪が広がりにくくなっているという。その友達の輪が少しでも広がるよう、全国のラジオ局で展開している「ミュージックソン」が友達づくりの「きっかけ」を手伝わせてもらえれば…という企画で、全国の視覚特別支援学校の児童・生徒同士を電話をつないでいった。

そのほか、ニッポン放送アナウンサーが東京・神奈川・千葉の3方面に別れて各地で募金を呼び掛けた「アナウンサー募金隊」の中継や、「視覚障がいについて知ろう!ミュージックソンレポート」ではアナウンサーが取材した「盲導犬とガイドヘルパー」「視覚障がい者のためのスポーツ」「音声で楽しめるエンタメ」「パラアスリートが夢を伝える講演活動」「新しい技術」についてレポート。さらに、今回の「ミュージックソン」では6年ぶりにイマジンスタジオの様子がリスナーに公開された。エンディングでは、再び筑波大学附属視覚特別支援学校の児童がイマジンスタジオに登場。

最後に「『ミュージックソン』のキャンペーンは、まだ続きますが、学びの多かった、24時間の生放送がついに終わってしまうんだという気持ちと、『ミュージックソン』が、みんなが住みよい社会になるスタートになってほしいという気持ちを込めて…」と久保の曲紹介で「旅立ちの日に」を大合唱。温かい拍手に包まれ、「ラジオがつないでくれるご縁というのが本当に大きくて。ラジオのおかげて、今年1年本当に多くの方とご縁がつながってきたなかで、この24時間というのはその集大成というか、本当にいろいろな方とつながった日だったなと改めて思います。24時間、本当に楽しかったです。誰もが新しい場所に足を踏み入れやすい、そんな社会になっていったらいいなと、この24時間で改めて思いました。全国各地で募金をしてくださった方、聴いてくださった方、本当にありがとうございました。みなさんがいてくださっての24時間だったと思います。本当に忘れられないクリスマスになりました。みなさんにとってもそうであったら嬉しいです」と改めて感謝を伝え、24時間の生放送に幕を下ろした。

2024年になってからも、キャンペーン期間中、募金協力を呼びかけ続け、今回の最終募金額発表を迎えた。これにより「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」の累計募金総額は、50億2711万5255円となった。

集まった募金は、全日本交通安全協会や日本点字図書館などを通じ「音の出る信号機」の設置や、本を音声朗読した「声の図書」、「立体コピー機」など多数の視覚障がい者用機器などに使われる。

ニッポン放送「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」歴代担当パーソナリティ・募金額

回数 実施年 募金総額 パーソナリティ 備考
1 1975年 7,062万7,126円 萩本欽一 ニッポン放送・九州朝日放送・STVラジオ参加
2 1976年 1億770万1,667円 萩本欽一 ラジオ大阪参加
3 1977年 1億3,374万9,092円 萩本欽一 ラジオ福島参加
4 1978年 1億5,927万1,366円 萩本欽一 IBC岩手放送参加
5 1979年 1億5,160万5,463円 萩本欽一・研ナオコ  
6 1980年 1億2,243万2,215円 萩本欽一・研ナオコ 青森放送参加
7 1981年 1億3,664万9,535円 萩本欽一・研ナオコ  
8 1982年 1億4,079万5,118円 萩本欽一・研ナオコ  
9 1983年 1億3,141万8,051円 萩本欽一・研ナオコ  
10 1984年 1億3,959万5,822円 萩本欽一・研ナオコ  
11 1985年 1億2,113万5,389円 萩本欽一・研ナオコ  
12 1986年 1億2,652万7,822円 西田敏行 和歌山放送・ラジオ沖縄参加
13 1987年 1億3,505万2,864円 渡辺徹・榊原郁恵  
14 1988年 1億4,112万248円 森光子・田代まさし  
15 1989年 1億4,529万5,148円 山田邦子  
16 1990年 1億5,463万4,633円 和田アキ子・三宅裕司・山瀬まみ  
17 1991年 1億3,816万5,858円 斉藤由貴・東山紀之  
18 1992年 1億3,914万1,913円 峰竜太・松本明子  
19 1993年 1億3,209万5,846円 ウッチャンナンチャン  
20 1994年 1億2,767万7,588円 泉谷しげる・西田ひかる  
21 1995年 1億1,110万4,102円 内田有紀  
22 1996年 1億1,965万7,707円 中居正広  
23 1997年 1億866万1,898円 中居正広  
24 1998年 1億76万3,254円 テリー伊藤・うえやなぎまさひこ  
25 1999年 1億283万5,828円 山田邦子・ゆず  
26 2000年 8,806万551円 三宅裕司・中澤裕子(モーニング娘。)  
27 2001年 8,311万2,789円 佐々木主浩(シアトル・マリナーズ)  
28 2002年 8,131万7,961円 田中麗奈・児玉清・荘口彰久  
29 2003年 7,516万6,584円 イルカ  
30 2004年 7,097万3,881円 笑福亭鶴瓶・石原さとみ  
31 2005年 7,162万1,473円 長瀬智也  
32 2006年 7,212万6,009円 上戸彩  
33 2007年 7,005万1,967円 KAT-TUN  
34 2008年 7,018万9,815円 萩本欽一 中国放送参加
35 2009年 6,702万1,297円 高橋克実  
36 2010年 6,640万2,447円 オードリー  
37 2011年 6,453万746円 ゆず  
38 2012年 6,660万5,038円 大竹しのぶ 西日本放送参加
39 2013年 6,719万2,528円 AKB48  
40 2014年 6,392万7,192円 上戸彩  
41 2015年 7,351万9,502円 V6  
42 2016年 7,165万6,137円 斉藤由貴  
43 2017年 7,212万8,547円 オードリー  
44 2018年 8,815万8,161円 Kis-My-Ft2  
45 2019年 9,057万5,273円 Kis-My-Ft2  
46 2020年 9,058万6,533円 Kis-My-Ft2・SixTONES  
47 2021年 8,322万212円 SixTONES  
48 2022年 8,641万3,880円 SixTONES  
49 2023年 9,484万1,179円 久保史緒里(乃木坂46)  
50億2,711万5,255円

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