ヒビノ、LED×先端技術による新たなエンタメ体験の研究開発拠点「Hibino Immersive Entertainment Lab」11/15開設

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左:Liminal Space社 三次元LED技術(イメージ)/右:Hibino Immersive Entertainment Lab(イメージ)

ヒビノは、大型LEDディスプレイと先端技術の融合による新たな没入型体験を生み出し、エンターテインメント領域へ発信する研究開発の場として「Hibino Immersive Entertainment Lab(ヒビノイマーシブエンターテインメントラボ)」を11月15日より東京・ヒビノ日の出ビル3階に開設する。また、オープン当日より2日間、11月15日、16日に報道関係者様向けプレス内覧会を開催する。

ヒビノの新しい研究開発拠点であるHibino Immersive Entertainment Labは、大型映像技術、バーチャル技術、三次元LED技術を活用した新たな演出手法と没入型体験の実験機能、デモンストレーション機能を備えている。同社は、本年8月にアメリカのLiminal Space社と資本業務提携契約及び三次元LED技術の運用に関する技術ライセンス契約を締結した。レンタル運用開始は、2024年春を予定している。

これに先立ち、Hibino Immersive Entertainment LabにLiminal Space社の三次元LED技術を搭載した幅21.6メートル、高さ3.6メートルのLEDディスプレイ・システムを常設し、新たな演出手法と没入型体験の研究開発及びデモンストレーションの提供を開始する。

ヒビノビジュアルDiv.は、大規模コンサートを中心にMICE、スポーツイベント、博覧会、バーチャルプロダクションまで幅広い市場に大型映像システムのレンタルとオペレーションを行う大型映像サービスを提供している。エンターテインメント業界は、先端技術と融合することで進化してきた。コロナ禍にあってもオンライン技術やバーチャル技術に活路を見出し、躍進を遂げると同時に「リアル」の価値とその唯一性が再定義された。ポストコロナ時代を迎え、臨場型エンターテインメントは急速に回復し、新しい技術との融合による「新体験」の需要が加速している。

同社は、コロナ禍で急速な展開を見せたバーチャル技術や今回の三次元LED技術、この先に登場する次世代技術を「ライブ」と融合し、臨場型エンターテインメントビジネスに新しい価値を生み出しつづけるため、とHibino Immersive Entertainment Labを開設した背景について説明している。

Liminal Space社は、自社開発のパッシブ三次元LED技術「Ghost Tile(ゴースト・タイル)」を用いて没入型体験をデザイン・構築する米国の映像技術企業だ。ゴースト・タイルという立体表示技術は、独自の偏光フィルターをLEDディスプレイに施工し、専用3Dグラスを通して見ることで、傑出した3D効果を体感することができる。アメリカ発の次世代型ホログラフィー技術であり、戦略的パートナーシップを通じて欧米を中心に世界へ展開されている。

今回のヒビノによるレンタル運用開始は、国内はもとよりアジア初。ヒビノが有する大型映像技術、バーチャル技術にLiminal Space社の三次元LED技術を融合することで、コンサート・イベントに加えロケーションベースエンターテインメントの領域に新しい没入型体験を提供する。

ヒビノは、LED技術に強みを持つ同社がLiminal Space社の製品開発などへ参画することにより、世界のエンターテインメント市場へ新たな価値創造を目指していくと伝えている。

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