渋谷の複合文化施設「Bunkamura」、オーチャードホールを除き来年4/10より長期休館 文化事業は周辺施設などで継続

東急文化村が運営する東京・渋谷の複合文化施設「Bunkamura」は、2023年1月31日に営業を終了する東急百貨店本店土地の開発計画「Shibuya Upper West Project」に伴い、オーチャードホールを除き2023年4月10日より長期休館すると発表した。

Bunkamuraは、1989年9月に日本初の大型複合文化施設として開館し、オーチャードホール、シアターコクーン、ザ・ミュージアム、ル・シネマ、ギャラリーの各施設を中心に、カフェ、アート関連ショップなどでも多くのユーザーが様々な形で文化や芸術に親しめる場の提供を通じて生活の豊かさを深め、社会や地域への貢献を目指してきた。また、常に新しい文化・芸術を提供するため、「創造・発信・交流・育成」を合言葉にオリジナル企画の制作・発信から国内外の秀作や精鋭アーティストの紹介、クオリティー維持のためのプログラム・チェックなどを日々行い、探究を続けている。

今回、「Shibuya Upper West Project」の開始に伴い、オーチャードホールを除き2023年4月10日から2027年度中（時期未定）まで休館することとなった。この間併せてBunkamura も経年使用による施設の補修や設備の更新などを行うとともに、新築される施設との一体化に向けた改修工事を実施する予定とのこと。

なお、同社はBunkamuraの休館中も渋谷を含め東急線沿線の周辺施設や東急グループ各施設などで文化事業を継続。オーチャードホールについては日曜・祝日を中心に営業を継続する。また、Bunkamuraスタジオは2023年4月9日をもって営業を終了する。