フェイス、21年4月〜22年3月期のレーベル事業は営業利益60.7%減

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フェイスは5月13日、2022年3月期の連結業績(2021年4月1日〜2022年3月31日)を発表した。

同社グループの当連結会計年度の業績は、ポイント事業が前期に比べ物販売上が減少し、またレーベル事業の売上も減少したため、売上高は前期比23.4%減の153億1,100万円、営業損失は9,200万円(前期は7億6,300万円の営業利益)、経常利益は前期比83.3%減の1億3,600万円となった。また、親会社株主に帰属する当期純損失は3億3,300万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失2,600万円)となった。

なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、従前の会計処理と比較して、当連結会計年度の売上高は34億900万円減少し、営業損失は300万円減少、経常利益は300万円増加、税金等調整前当期純利益は300万円増加している。

コンテンツ事業は、キャリア公式サイトサービスの売上減少および新型コロナウイルス対策による店舗の営業自粛措置に伴い、売上高は前期比23.0%減の22億5,500万円、営業損失は6億4,100万円(前期は営業損失5億9,900万円)となった。

ポイント事業は、物販売上および既存加盟店におけるポイント発行が減少したことにより、売上高は前期比83.4%減の5億7,900万円となった。営業利益は、前期比56.2%減の1億4,100万円となった。

レーベル事業は、日本コロムビアにおいてアニメ作品や利益率の高い音源使用にかかる売上の減少に伴い、売上高は前期比8.1%減の124億7,600万円となり、営業利益は前期比60.7%減の4億700万円となった。

2023年3月期の見通しは、売上高は170億円、営業利益は3億5,000万円、経常利益は3億4,500万円、親会社株主に帰属する当期純利益は2億9,500万円を予想している。

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