Spotify、世界と日本におけるZ世代とミレニアル世代のカルチャートレンドを調査した報告書「Culture Next」を発表

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Spotifyは、世界におけるカルチャーとトレンドを調査した年次報告書「Culture Next」の2021年版を発表した。今年で3年目となる本レポートでは、Z世代とミレニアル世代が、様々な課題にどのように取り組んでいるかを探っている。

新型コロナウイルスの蔓延により、私たちの「普通」の概念が覆され、社会正義を求める動きが世界的に続く中、文化を根底から再構築し、次の時代へと前進する彼らの生活において、デジタルオーディオがどのような役割を果たしているのかを紹介している。

「Culture Next」は、ミレニアル世代とZ世代がどのようなことに触発され、モチベーションを高めているのか、また彼らがどのようにカルチャーに関わり、これを推進しているのか、その違いや共通点、そしてマーケターがデジタルオーディオを使って彼らと深くコミュニケーションを図るための最良の方法を、広告主に提供することを目的に作成された。

世界におけるSpotifyの無料プランのユーザーの71%は35歳以下で、ポッドキャストリスナーの年齢の中央値は27歳(2021年3月現在)。このように多くのZ世代とミレニアル世代のユーザーが利用するSpotifyには、彼らがどのようにデジタルオーディオコンテンツを利用しているのかについての知見が蓄積されている。

例えば、オリビア・ロドリゴがZ世代とミレニアル世代を結びつける強力な存在であることは、SpotifyのグローバルTop 50のチャートで「drivers license」が両世代で最もストリーミングされた曲であることからもわかる。

本レポートでは、18カ国のリスナー、クリエイター、広告担当者への数十回に及ぶインタビューと、定性・定量・自社データ分析を組み合わせて、オーディオと広告の未来を形作る最も影響力のあるトレンドを明らかにしている。本レポートに掲載されているデータは、世界16カ国の市場向けに翻訳されている。

調査結果ハイライト

  • ミレニアル世代の70%、Z世代の62%が、オーディオを含むストリーミングプラットフォームが、より広い文化を発見し、それにつながる方法を大きく変えたと考えている
  • ミレニアル世代の55%、Z世代の47%が、音楽やポッドキャストがきっかけで、自分がグローバルコミュニティの一員になったと考えている
  • ミレニアル世代の60%、Z世代の54%が、ブランドには共通の関心や情熱に基づくコミュニティを作り出す力があると考えている
  • 日本の67%のミレニアル世代、72%のZ世代が、オーディオをストレス解消に生かしている
  • 日本の61%のミレニアル世代は、オーディオはメンタルヘルスに役立つと考えている
  • 日本人のミレニアル世代の51%は、オーディオは最も没入感のあるメディアだと考えている
  • 日本のZ世代のSpotifyユーザーのうちで、ソーシャルメディアで耳にした曲をその後Spotifyで検索したことがある人の割合は40%
  • 日本のZ世代のうち、ありのままの自分でいられる自由度が従来の世代に比べて高いと感じている人の割合は46%
  • 日本のミレニアル世代の43%、Z世代の39%は昨年(2020年)について、これまでより多様なクリエイターやポッドキャストから、これまでより多くのコンテンツを探し求めたと回答
  • 世界のZ世代のクリエイターのうちで、デジタルテクノロジーによってカルチャーのキュレーション(収集・選別・編集・意味付け)がこれまで以上に簡単になったと思っている人の割合は64%

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