エイベックス、本社ビルの譲渡を発表 譲渡益290億円を特別利益として計上

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エイベックスは、本日開催の取締役会において、固定資産であるエイベックスビルの譲渡について決議した。譲渡益は290億円を見込み、2021年3月期第4四半期連結会計期間において、特別利益として計上する予定であることを発表した。

譲渡の理由は、経営資源の有効活用と財務的柔軟性の確保を図ることおよびオフィスでの勤務を前提とした従来の働き方の見直しに伴うものとしている。

本譲渡に関しては、取締役会等において事前協議を実施しており、独立性のある社外取締役の客観的な意見も踏まえた上で、十分な議論を行ったという。また、譲渡先および譲渡価額は、不動産コンサルティング会社等、第三者の助言を得て不動産の価値を精査し、適切な不動産仲介会社の仲介により入札希望者を募り、応募者のデューデリジェンスを実施後、エイベックスが入札を認めた複数の応募者にて競争入札を行ったうえで、価格およびリースバック条件等について最も好条件を提示した応募者に優先交渉権を付与した後、詳細条件の交渉を行い、決定したとのこと。

当該固定資産の売却により得た資金は、事業成長に向けた投資、株主還元等を検討している。また、今後の同社オフィスは、譲渡先とリースバック契約を締結し、一定期間入居する予定だという。なお、今後、本譲渡に伴うリースバック契約終了後の対応を含め、開示すべき事項を決定した場合または事項が生じた場合、適切に開示するとしている。

譲渡先は一事業法人であり、譲渡先との守秘義務契約により詳細は公表されていない。譲渡の日程は、契約締結日2020年12月28日(予定)、物件引渡日2021年3月26日(予定)となっている。

譲渡資産の内容

資産の名称 エイベックスビル
所在地 東京都港区南青山三丁目1番30号
土地面積 5,065.79㎡
建物 延床面積:28,344.20㎡
帳簿価額 429億円
譲渡益 290億円
現況 エイベックス本社事務所、他

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