TuneCore Japan、慶応大とクリエイティブ活動のエコサイクル・デザインに関する共同研究「ADORNO Project」を開始

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ADORNO Project

TuneCore Japanは12月4日、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(以下、KMD)と共に、インディペンデントのクリエイター/アーティストのクリエイティブ活動のエコサイクル・デザインに関する共同研究の開始を発表した。

「ADORNO Project」では、クリエイティブの社会的機能とその社会化およびコンテンツ化について研究を行っているKMD岸博幸研究室と、インディペンデントなアーティストへサービス提供を行うTuneCore Japanが、これからのデジタル環境下において「インディペンデントなクリエイター/アーティストが自身のクリエイティブをいかに届けるか」という観点から、実際のクリエイター/アーティストのクリエイティブ活動においてスムーズなサイクルを実行できるようなサービスやスキームを共同で開発し、運用を行っていくもの。

また、開発を行うサービスは同時並行でクリエイター/アーティストに提供しながら、実際の使用によるフィードバックを受けることで、より実態に沿った開発へとつなげていく。

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授 岸博幸氏コメント

メジャーレーベルがネット時代における音楽のクリエイティブのエコサイクル確立に苦戦する中で、インディペンデントにフォーカスしたエコサイクルをデザインする今回の取り組みは、音楽のビジネスモデルの進化の観点から非常に重要。TuneCore Japan社の力も借りて、是非とも世界初のエコサイクルを確立したい。

TuneCore Japan代表 野田威一郎氏コメント

“All for Independence”をミッションとしている僕らが、音楽作品のみならず、こういったかたちでインディペンデントで活動するアーティストやクリエイターの活動全体のエコサイクルの研究を産学共同で、慶應と一緒に携われるのは本当に楽しみです。研究成果も重要ですが、この研究プロジェクトの存在自体が有益ではないかと思っています。

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