KeyHolder、カラオケ・飲食店舗事業を行う第一興商と資本業務提携

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KeyHolderは12月1日、第一興商との間で資本業務提携を行うことおよび割当予定先に対する第三者割当による新株式の発行を決議し、資本業務提携についての契約を締結したと発表した。

KeyHolderグループでは近年、様々なM&Aによる事業部門の拡大および、将来の収益体質向上を見据えた子会社の統廃合など、積極的な組織再編を行った結果、現在ではアイドルグループ・SKE48、ガールズメタルバンド・BRIDEAR、ロックバンド・Novelbrightの管理・運営などを行う総合エンターテインメント事業のほか、「マツコの知らない世界(TBS)」や「しくじり先生 俺みたいになるな‼(テレビ朝日)」などのバラエティ番組から「病室で念仏を唱えないでください(TBS)」などのテレビドラマ、そして映画製作等を行う映像制作事業、さらに大手コンビニエンスストアチェーンにおける販促企画を提供する広告代理店事業など、幅広い事業を展開するに至った。

また、直近においては、将来の収益体質向上を見据え、前述の同社グループにおける既存事業との親和性が高い、アイドルグループや芸能人・著名人の移動における車両サービス事業に加え、アイドルグループ・乃木坂46の運営会社である乃木坂46合同会社の持分の50%を保有し、同グループに係る映像コンテンツの制作からライツ管理等のトータルプロデュース事業を展開するノース・リバーの株式を取得するなど、同社グループ全体がエンターテインメントを中心とした組織体制の構築に向けた展開を図ってきた。

しかし、近年は一般消費者の生活様式を一変させてしまった新型コロナウイルスの感染拡大の影響に伴い、同社グループが関わるエンターテインメント業界においても、大人数を集めてのライブ開催やファンとの距離が近い各種イベントの開催が困難になり、総合エンターテインメント事業で映像および情報の積極的な配信により事業活動を展開してきたが、当該事業セグメント内の一部の活動においては、期初計画比で売上高が約50%の進捗率で推移するなど、決して小さいとは言えない影響を受けた。

第一興商は、全国のカラオケルームに展開される業務用通信カラオケシステム「DAM」シリーズの開発および提供を行う業務用カラオケ事業や、カラオケルーム「BIG ECHO(ビッグエコー)」に代表されるカラオケ・飲食店舗事業を展開している。

コンテンツホルダーとカラオケ機器および店舗運営の双方の立場から、双方のグループが保有する「コンテンツ」と「カラオケ機器&店舗」業態を掛け合わせることで、昨今の国内環境においても独自性の高い、新たなエンターテインメントの可能性について見出すに至ったという。

そして協議の結果、KeyHolderグループは第一興商との間で、新たなパートナー関係を構築し、これからのエンターテインメントの可能性を共に模索することで、双方の既存事業における収益規模の拡大と発展に寄与する最良の選択として、本資本業務提携契約を締結したとのこと。

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