AI技術を駆使した著作権管理プラットフォーム Muserk、JASRACとのパートナーシップを拡張

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音楽・映像における最新のグローバル著作権管理事業をリードするMuserkは11月16日、日本音楽著作権協会(JASRAC)との関係を拡張すると発表した

今回の新たな複数年契約では、すべてのデジタルプラットフォームにおいてJASRACの米国での録音使用料をMuserkが徴収することになる。Muserkは、2020年4月よりYouTube上でのJASRACの権利管理を行っている。これまで未回収だった使用料を徴収することで、JASRACの権利所有者の収益と透明性は大幅に向上した。

さらに、Muserkは米国内のオフライン(物理的)利用における全てのNOI(権利表明案内、Notice of Intent)を管理し(以前はHarry Fox Agency Inc.が担当)、MLC(The Mechanical Licensing Collective)を介し、作品登録、紛争管理、データ分析、未確認作品、残余計算と支払いを含む、JASRACの全てのデータ管理と徴収にあたる。

JASRACの国際担当理事である須子真奈美氏は、「JASRACでは、米国YouTubeについてMuserkと提携したことで、すぐに大きな成果を得ました」とし、「また、MuserkはJASRACからの問い合わせにも迅速に対応してくれたので、我々はMuserkとの契約範囲を拡張して、著作者会員のための徴収と市場調査力をさらに高めることができると判断しました」と続ける。

「JASRACは将来を見据えた権利団体であり、この提携により、彼らの世界的なビジネスの更なる成長を支援できることに感激しています」と、Muserkの創設者兼最高経営責任者であるPaul Goldman氏は付け加える。「MLCは、権利所有者が提供するデータと権利管理の努力があってこそ成り立つものです。拡張性のある技術と米国および世界の著作権に関する深い理解を持つMuserkは、これらの課題を満たすソリューションをJASRACに提供するための独自の資格を持っています」。

Muserk独自のソフトウェアであるMMatchとMPAC(Muserk Primary Automated Cortex)は、ロイヤリティチェーン全体を自動化しながら、大規模なデータセットの中から顧客のデータの使用状況を見つ出すことに特化した設計。この技術は、数百人規模の作業を、正確に、そして従来の数分の1の時間で行うことができる。

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