CISAC(著作権協会国際連合)新会長にABBAのビョルン・ウルヴァース氏を選任

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Photo : TT News Agency, Zap PR.

日本音楽著作権協会(JASRAC)が理事を務めるCISAC(著作権協会国際連合)は、5月28日に開催した総会において、スウェーデンのポップ・グループ・ABBAのメンバーのビョルン・ウルヴァース氏(Björn Ulvaeus)を新たな会長に選任した。

ウルヴァース氏はABBAのメンバーとして多くのヒット曲を作曲するとともに、ショーの制作を手がけてきたほか、クリエイティブ産業の在り方やクリエーターへの適正な対価還元の重要性などについても積極的に発信してきた。

CISAC会長の任期は3年。ウルヴァース氏は在任中、音楽・映像作品・美術・演劇・文学の5つの分野において、クリエーターへの適正な対価還元の確保やクリエーターの地位向上等を目的として、CISACの活動を支えていくことになる。

2013年から7年間会長を務めたジャン・ミシェル・ジャール氏は、5月28日に会長を退任した。今後は名誉会長としてCISACの活動をサポートする。

CISACは、世界中の音楽、映像、演劇、文芸および視覚芸術の著作権管理団体によって構成される組織で、120の国・地域にある232団体が加盟している。JASRACは1960年に加盟、1980年から理事に選出されており、2018年からは浅石道夫JASRAC理事長がCISAC理事会の副議長を務めている。

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