Midemデジタルエディションでヒップホップ・アイコンT.I.とNasty Cの特別講演が決定

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Midemデジタルエディションでヒップホップ・アイコンT.I.とNasty Cの特別講演が決定

音楽ビジネスカンファレンス Midem、初の「デジタルエディション」として、音楽ビジネス“オンライン”カンファレンスを2020年6月2日から5日の日程で開催するが、特別企画として世界的なヒップホップ・アイコンであるT.I.とNasty Cによる特別講演が決定した。

この講演では、T.I.とNasty Cがオンラインを通じて語るプログラムとなり、現代のグローバル・ヒップホップの在り方を体現している二人のクリエイティブ面での関係性や、いかに他国のヒップホップ・アーティストをサポートし影響を与えているかについて語る。

更にこの講演では、ブランド企業がスポーツを通じて行っているように、いかにブランドとヒップホップを含む音楽がステップアップを図れるかといった議論も行われる。これは音楽がスポーツ同様に世界中全ての人に届くものである事を踏まえた議論となる。

T.I.(Tip Harris)はサウス・ヒップホップシーンを牽引する世界的ラッパーで、特に“トラップ”をメインストリームに知らしめた先駆的なアルバム「Trap Muzik」を2003年にリリースし、キャリアの中で3回のグラミー賞、11回のBillboardアワード、3回のBETアワード、2回のAmerican Musicアワードを受賞している。彼はビジョナリーでもあり、アトランタに世界初の「Trap Music Museum」を開設した人物。

Nasty Cは南アフリカ・ダーバン出身の「アフリカで最もクールなKid」と呼ばれるラッパー。Nasty Cは、Apple Musicで“南アフリカで最もストリーミングされたアーティスト”を4年連続達成し、今年ユニバーサルミュージック・アフリカとのジョイントベンチャーを通じてDef Jamレコードと契約を行い、現在3rdアルバム「Zulu Man With Some Power」のリリースを控えている。

なお、Midemデジタルエディションは、誰でも無料で登録する事でオンライン参加が可能。参加方法、詳細スケジュールは順次発表されるので、Facebook公式ページ「Midem Japan」もしくは、Midem日本公式アンバサダー鈴木貴歩氏のTwitterアカウントをフォローのこと。

T.I.コメント

本当はカンヌで特別講演をするのを楽しみにしていたんだけど、Nasty Cと一緒にMidemでバーチャルに語る機会を得られて嬉しいよ。二人で、ヒップホップには国境が無く、どうやってアーティストとブランドが世界規模で一緒に仕事ができるかの議論に加わってくれ

Nasty Cコメント

地元の南アフリカのダーバンではヒップホップはポピュラーな音楽では無かったけど、自分はヒップホップ・ミュージックを作る事を夢見ていた。そんな自分にとってT.I.はスクールバスの中で彼の音楽を耳にした時から大きな影響を与えてくれた存在だ。ヒップホップには国境も境界も無いって事を、自分がMidemのステージに彼と登壇することが証明してくれる。このカルチャーは世界的な現象だから今回のディスカッションを今から楽しみにしているよ

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