「RBMF TOKYO 2018」前代未聞の“山手線”ライブで開幕を飾る

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「62 MINUTES YAMANOTE LOOP」

10月12日まで、“音楽の解放区”をテーマにした音楽フェス「レッドブル・ミュージック・フェスティバル 東京 2018」が開催中。9月22日には、その開幕を飾る「62 MINUTES YAMANOTE LOOP」が開催された。

前代未聞となる本イベントは、“山手線”がDJ機材やサウンドシステムを設置したスペシャルなライブハウスに様変わり。通常ダイヤのなかを音楽で満たされた特別車両が走り、出発駅となった大崎駅をはじめ各駅を利用していた人の注目を集めた。

また、車両内ではちゃんみな、Licaxxx、Omodaka a.k.a. 寺田創一の3名によるライブを実施。電車内までRed Bull Musicによってデコレーションされた特別仕様の山手線内は、音楽に溢れる非現実な62分にわたり熱気と盛り上がりを見せた。

開催レポート
大崎駅から山手線をぐるっと1周62分、ノンストップで走ったレッドブル特別車両。大崎駅では、到着した車両を見て観客は大喜び。「レッドブル ミュージック フェスティバル ヤマノテループにお越しのお客さまにご連絡します。」のアナウンスで、一般のお客様も予想外の出来事に驚きの表情をみせます。

電光掲示板には、「62 Minutes Yamanote Loop 翼をさずける 山手線!」の文字が表示され、乗客は思わず笑顔に!

3組のアーティストによるパフォーマンスが行われた3車両のほか、3号車ではドリンクの提供があり、5号車にはフォトスポットが設けられた車内。

提灯やのれんといった和風テイストな装飾が施された車内を見た乗客は、発車前からテンションアップ!期待が高まる中、13:18にレッドブル特別車両は大崎駅を出発。列車が動き出すと、車内からは歓声が沸きあがり、62分の音楽が溢れるイベントがスタートしました。

「62 MINUTES YAMANOTE LOOP」

列車が走り出し、イベントが始まると、すぐに4号車の「Licaxxx」のパフォーマンスがスタート。車両の中央に設置されたDJブースで、終着駅までノンストップでパフォーマンスを行いました。

曲が始まる前から満員だった車内は、曲が始まると歓声が起こり、電車の走る音とLicaxxxが奏でるビートに合わせて観客は身体を揺らし、身体全体で音楽を感じていました。

新宿を通過する際には、Licaxxxが窓の外を覗き込むと観客も一緒になって外を覗き込み、ホームに向かってパフォーマンス。驚く人々の様子を見て、観客のテンションは最高潮に!Licaxxxがビートを変える度に車両では歓声が沸き起こり、まるで音楽を通して観客と対話しているかのようでした。

観客との距離が近いこのイベント内でも、Licaxxxは終始笑顔で観客に手を振り、一体感のある親密な空気に会場は包まれていました。
 

「62 MINUTES YAMANOTE LOOP」

6号車では、「Omodaka a.k.a. 寺田創一」のパフォーマンスがスタート。歌う液晶スクリーンや、ライブ機材にはなんと携帯ゲーム機、タッチパネル式シンセサイザーも設置され、山手線内は独特な空間に様変わり。

巫女装束に仮面で登場すると、車内の注目を集めました。「三階節」から始まったパフォーマンスでは、液晶ディスプレイに映し出された仮想シンガーと共に会場を沸かせました。

「ご乗車ありがとうございます、出発進行!」の掛け声で盛り上がった車内で、「ひえつき節」「ギャラクシー刑事」「Kira Kira Bushi」などを披露しました。

途中、Omodaka a.k.a. 寺田創一からお菓子をくばるパフォーマンスがあり、観客のテンションは最高潮!ペンライト替わりにお菓子を振り、会場の空気が一体となりました。

今日のゲストと紹介された「ゲームボーイカラー」からはピコピコ音が流れ、ゲーム画面との相性は抜群!目でも耳でも楽しめるパフォーマンスはまだまだ続き、「Plum Song」を含む、全17曲を披露しました。
 

「62 MINUTES YAMANOTE LOOP」

13:30には、最後方車両からステージのある2両目まで、観客の間をゼロ距離で、縫うように掻き分けて登場した「ちゃんみな」。

ダンサー達とまずは「MY NAME」を披露すると一気にちゃんみな車両のボルテージはマックスに。「FXXKER」では多くの観客の中から数名をチョイスして前の席へと連れ出します。

ちゃんみなを目の前に見られるVIPとして選ばれたお客さんは、はじめは動揺していましたが、目の前で踊るちゃんみなに大興奮の様子でした。

また、MCでは「山手線でこんなことありますか?緊張します。音楽はあなたとわたしだけのものです。この時間を楽しみましょう!」と話し、大いに盛り上がりました。

「GREEN LIGHT」では、ダンサーと1車両全体を使って大迫力のパフォーマンスを披露したかと思えば、続く「BEST BOY FRIEND」では男性ダンサーと2人で男女の駆け引きを表現したセクシーでどこか切なげなパフォーマンスを披露。

自身の代表曲である「CHOCOLATE」では車両一体が一つとなってダンスを踊り1番の盛り上がりを見せました。その後「I Really Hate This Love Song」をしっとりと歌いあげ、最後は大歓声の中、人気曲「LADY」で締めくくりました。

山手線をノンストップで走り続ける中、通過をした駅では写真撮影をしたり、驚いた表情で車内を見つめる人も。主要駅を通過したり、近くを他の電車が通過した際には、窓の外に笑顔で手を振る観客の姿も見られました。

3アーティストによるライブ車両のほか、フォトスポットやドリンクブースでは、Red Bullを片手に会話を楽しんだり、流れる景色を車窓から楽しむなど、思い思いの62分間を楽しんでいる様子でした。

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