星野源が驚異的なオンエア数で完全独走、カルヴィン/ジャネット/ポールほか注目の洋新曲が初登場【エアモニ】

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今週、2018年8月29日発表のラジオ・オンエアチャート(集計期間:2018年8月20日〜2018年8月26日/プランテック調べ)では、星野源の新曲にしてNHK連続テレビ小説「半分、青い。」の主題歌「アイデア」が圧勝した。オンエア総数はじつに489回を記録。調査対象局32局すべてでオンエアされ、FMチャート/AMチャート/全国エリア別チャートを完全制覇しての初登場1位。まさに独走状態だ。

自身も火曜日のパーソナリティを務めるニッポン放送「オールナイトニッポン」の関連番組「〜0(ZERO)」「〜R」「〜MUSIC10」や、JFN系列「ON THE PLANET」等にて、CM枠内でのプロモーションオンエアが幾つか見られたものの、パワープレイ選出はない状況下での驚異的なオンエア数だ。リクエスト数も今週2番目に多かったあいみょん「マリーゴールド」のトリプルスコアに近い数が寄せられており、リスナー需要に合わせて各局が率先してオンエアしたかっこうだ。当分の間、「アイデア」は至る所で聴かれることだろう。

2位は次世代ピアノロックバンド、SHE’Sの「歓びの陽」が先週1位からのワンランクダウン。引き続きパワープレイ選出による大量オンエアが見られるなか、JFN系列「SCHOOL OF LOCK!」やFM802「RADIO∞INFINITY」、α-STATION「SUNNYSIDE BALCONY」などでゲスト出演していた。

3位はback numberのニューシングルで映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』の主題歌「大不正解」が、先週9位から上昇。8月22日リリースに合わせてオンエア数を伸ばした。同曲を使用した映画のTVCM出稿量も相変らず多く、広く耳にされたことだろう。リクエスト数も今週3番目に多く、セールスの方にも結果が表れたようだ。
 

カルヴィン、ジャネット、ポールほか注目の洋新曲が続々登場!ラジオの原点が垣間見られるチャートに

なお、今週は世界的ビッグアーティストによる新曲が多数チャートインしている。最上位にして総合10位/洋楽1位となったのは、カルヴィン・ハリス&サム・スミス「プロミセズ」だ。調査対象となるFM局の9割以上がオンエアしており、その注目度の高さが窺える。この他、The 1975「トゥータイムトゥータイムトゥータイム」(14位)、ジャネット・ジャクソン&ダディー・ヤンキー「メイド・フォー・ナウ」(31位)、ポール・マッカートニー「ファー・ユー」(95位)が今週初登場した所謂オオモノの新曲となる。

特に洋楽の最新情報や新曲は、自らプルしないと出逢えにくい昨今において、ラジオは洋楽ファンおよびアーティストの両サイドにとって重要なメディアとなる。上述のビッグアーティストの他にも、ペール・ウェーヴス「エイティーン」(39位)、ジェス・グリン「オール・アイ・アム」(79位)、ホンネ「ミー・アンド・ユー」(79位)、ミツキ「ノーバディ」(90位)など、日本での知名度はまだまだながら良質な音楽を知ることができるのだ。

全国民に愛されるザッツ・エンターテイナーの星野源が先導しつつ、季節感を演出する森山直太朗「夏の終わり」(35位)&井上陽水「少年時代」(39位)から、世界的ビッグネームや新人アーティストまでが混在した今週のチャート。音楽を愛するDJおよびディレクターたちが手掛けるラジオは、老若男女に向けた楽しい空間を演出しつつ、新しい音楽に出逢える場でもある。そんなことを再認識できる結果となった。
 

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2018年8月20日〜2018年8月26日)
1.アイデア / 星野 源
2.歓びの陽 / SHE’S
3.大不正解 / back number
4.Be Myself / 三浦 大知
5.マリーゴールド / あいみょん
6.alright / 竹内 アンナ
7.アイノカタチ feat.HIDE(GReeeeN)/ MISIA
8.Sunny / 安田 レイ
9.八月の夢 / 福耳
10.プロミセズ / カルヴィン・ハリス & サム・スミス

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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