luteが動画メディアから「アーティストビジネス・カンパニー」へ事業領域を拡大、3つの部門に組織編成

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日本初のInstagramストーリーズメディア「lute / ルーテ」やYouTubeチャンネルを展開するluteが、本日4月11日に事業領域の拡大を発表。メディア運営のみならず、ミレニアル世代のユーザーと国内外のアーティストをつなぎ新たなビジネスモデルを構築する「アーティストビジネス・カンパニー」へと展開していく。

2016年にYouTubeを中心とした動画分散型メディアとして発足し、2017年8月よりInstagramストーリーズを中心としたメディアへと移行。

資金調達を経て、2018年2月には日本初となるサブミッションメディアを立ち上げたluteは事業領域を拡大し、Media(メディア)、Ad Agency(アド・エージェンシー)、Artist BizDev(アーティスト・ビズデブ)の3つの部門に組織編成された。

今回の組織改編は、音楽業界において収益構造が多様化する時代の潮流を踏まえたluteの事業領域拡大の第一歩となる。

Media:新編集長就任、スタジオを新設
Media事業の責任者として、年吉聡太氏が編集長に就任。年吉氏は、ライフスタイル誌の編集者を経て、ウェブメディア「ライフハッカー[日本版]」編集長、「WIRED」日本版副編集長を歴任後、今年3月よりluteに参加。Instagramストーリーズメディア「lute / ルーテ」やYouTubeチャンネルをはじめとする分散型メディアを統括する。

また、luteオフィス内には、写真・動画撮影に対応するスタジオを新設。自社内での動画制作インフラを整備することで、よりタイムリーかつユーザーとの距離を縮めるソーシャルコンテンツ制作が可能になった。

Ad Agency:2つの動画プロモーションチーム
多様化するクライアントニーズに応えるべく、広告企画・制作を担うAd Agency部門では「lute X」と、「bend」という2つのグループを新設。

それぞれ、「lute X」がluteの運営するメディアを活用したプロモーション施策を行い、「bend」はメディアの枠組みにとらわれない広告プランニングを担う。

両グループともに動画、プロモーションに深い知見をもつメンバーで構成。カルチャーをベースに、動画制作のみならず、ミレニアル層を中心としたターゲットに訴求するアーティストのキャスティングやコンセプトメイキング、メディア戦略までを行う。

Artist BizDev:アーティストのビジネスパートナー
Artist BizDev部門は、音楽業界での経験が豊かなスタッフを擁する新しいかたちのアーティストマネジメント組織となる。

アーティストの「管理者」ではなく、対等な関係性をもった「ビジネスパートナー」となり、アーティストがもつブランド力を最大化し、新たなビジネスを一緒に創造していく。

世界の音楽業界ではいまや、マネジメントとアーティストとがイコールパートナーとなる関係性が当たり前になりつつある。luteでは、専属契約だけでなく「エージェント契約」のほか、動画・ビジュアル面をluteがサポートする「ビデオマネジメント契約」など、多様な契約内容でパートナーアーティストを増やしていく。

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