コロムビア、平成29年3月期連結業績を発表

ビジネス

日本コロムビアは5月12日、平成29年3月期(平成28年4月1日〜平成29年3月31日)の連結業績を発表した。

平成29年3月期の売上高は140億2千万円(前年度比5.1%増)となった。これは主に、市販/配信事業において、アニメ関連作品、ゲームソフトおよびアーティストマネジメント関連事業の売上が好調に推移したことなどによるもの。

損益についても、前述の売上の増加に加え、市販/配信事業における利益率の高い過年度発売作品の売上が堅調に推移したことなどにより、営業利益は18億8千6百万円(前年度は営業利益12億円)、経常利益は18億5千3百万円(前年度は経常利益12億1千3百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は16億5千5百万円(前年度は親会社株主に帰属する当期純利益9億7千3百万円)となった。

市販/配信事業は、アニメ関連作品、ゲームソフトおよびアーティストマネジメント関連事業の売上が好調に推移したことなどにより、売上高は113億7千9百万円(前年度比13.6%増)となった。損益についても、前述の売上の増加に加え、利益率の高い過年度発売作品の売上が堅調に推移したことなどにより、営業利益は24億9千1百万円(前年度は営業利益15億8千2百万円)となった。

主な作品としては、氷川きよしの「新・演歌名曲コレクション4 -きよしの日本全国 歌の渡り鳥-」「新・演歌名曲コレクション3 -みれん心-」「みれん心」、「男の絶唱」をはじめ、「動物戦隊ジュウオウジャー」シリーズ、「宇宙戦隊キュウレンジャー」シリーズ、「THE IDOLM@STER」シリーズ、「ストライクウィッチーズ」シリーズ、内田彩「SUMILE SMILE」、村川梨衣「Sweet Sensation/Baby, My First Kiss」「RiEMUSiC」などの自社制作作品が売上に貢献した。

特販/通販事業は、前期好調であった利益率の高い音源使用にかかる売上の減少などにより、売上高は17億9千1百万円(前年度に比べ14.2%減)となった。営業利益は8億8千5百万円(前年度は営業利益11億3千5百万円)となった。

その他、昨年、米国における連結子会社に対する出資の全持分を譲渡したこと、および他社作品の販売受託事業における売上が減少したことなどにより、売上高は8億4千9百万円(前年度に比べ31.2%減)となり、営業利益は3億1百万円(前年度は営業利益3億7千万円)となった。

2018年3月期通期連結業績予想については、利益を安定的に計上できる体質にすることを最大の経営課題にしており、得意分野および成長分野への積極的な投資を今後も継続して実施。売上高119億円、営業利益7億2千万円、経常利益7億6千万円、親会社株主に帰属する当期純利益6億5千万円を予想している。
 


日本コロムビア

関連タグ

オススメ