ワーナーミュージック・グループ、テンセントと提携 中国で音楽配信展開を強化

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13日(現地時間)、米ワーナーミュージック・グループは、中国インターネットサービス大手のテンセントホールディングスとの提携を発表した。

メジャー音楽会社と中国本土の大手インターネットプロバイダーとのあいだにおいては業界初となる原盤流通も含む今回のパートナーシップでは、中国の合法的なネットサービスの音楽利用においてテンセントがワーナーミュージックのカタログを取り扱うことができるようになる。

また、中国最大シェアを誇るコミュニケーションツール「QQ」を運営するテンセントは、ワーナーミュージックに対し、音楽ストリーミングサービス「QQ Music」も含むネットサービスプラットフォームにおいて、ワーナーミュージックが抱えるアーティストや楽曲のプロモーション機会を提供する(QQのアクティブユーザーは8億2000万人にも達するといわれている)。

ワーナーミュージックレコードのStu Bergen国際事業部代表は、「Gold Typhoon社(金牌大風:中国のレコード会社)の買収をはじめ、我々は、世界で最も急速に変化している地域の一つである中国において音楽に対する圧倒的な需要を喚起しているテンセントのような革新的なプレイヤーと、市場を動かすパートナーシップを築くことに集中してきました。我々の優れたチームは、ライセンスされた音楽サービスが前進するように、また、新しいアーティスト開発の可能性を産み出すためにこのパートナーシップを築き上げました。音楽ファンに対し、質の高い音楽へのアクセスと、ローカルなアーティストとグローバルなアーティストを適切にまとめたものを提供することは、中国でデジタルミュージックの領域が成長するのに欠かせなくなるでしょう」とコメントしている。

Warner Music Group and Tencent Enter Groundbreaking Strategic Partnership In China


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