CDCが違法音楽を特定するモジュールを開発

著作権情報集中処理機構（CDC）が、運用中の正規音楽配信の利用楽曲報告データ処理のためのDBとシステムを活用し、違法音楽ファイルを特定するモジュールを開発した。

これを無料レンタル掲示板サービス事業者等、特定のISPが導入することにより、事業者は、違法音楽ファイルのアップロード直後にこれを特定し削除することで著作権侵害の防止が可能になる。

同モジュールをISP側で導入することによって音楽権利者・ISP双方の負担が軽減されることが見込まれ、モジュールの導入の推進・拡大が違法音楽配信根絶に向けた大きな前進になるものと期待される。

これまでは、侵害を受けている音楽権利者が違法音楽ファイルを個別に特定し、該当するISPに通知、削除を依頼する続きが必要だったため、事後的な対策となっていた。また、この手続きを実施するために多額の費用と人手がかかっていたそうだ。