ファイル共有ソフトの利用実態調査まとまる、5.8%が現在も利用

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一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)は、ファイル共有ソフト利用実態のオンラインアンケートを2010年11月に実施し、一部の調査結果を速報版として取りまとめた。

「中学生・高校生」と、中学生・高校生を除く「15歳以上」に対象を分けて実施したこのアンケートでは、ファイル共有ソフトの「現在利用者」は、両者ともに5.8%と昨年に比べ3.3%減少した。

利用率低下の要因については、コンピュータウィルスの感染や情報流出への心配などが、大きな要因となっていることが回答結果から考えられる。

また著作権侵害に関する問題も、ファイル共有ソフトの利用をやめた理由としてあがっているが、昨年1月施行された改正著作権法(ダウンロード違法化)について、やめた理由や利用しない理由としてあげている人は少数であることから、利用率への影響は一定割合にとどまっていることも推測される。

一方、動画投稿サイトなどの利用をあげる層も一定割合存在していることから、これらの他のオンラインサービスの普及がファイル共有ソフトの利用率に影響を与えたことも考えらる。

同アンケートの調査結果「ファイル共有ソフトの利用に関する調査報告書(速報版)」は、CODAホームページよりダウンロード可能。

▼一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)
 → http://www.coda-cj.jp/news110204.html
 


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