ニューヨークを拠点に世界の舞台でクラシック音楽のソリストとして活躍する一方、ポピュラーやジャズ等の横断的な音楽活動でも人気を博しているピアニスト 角野隼斗のニューアルバム『CHOPIN ORBIT』の内容詳細が発表された。
角野隼斗は、幼少期からピアノを学ぶ一方、開成高等学校、東京大学工学部を卒業し、東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程を修了。音楽・情報工学両面での卓越した功績が評価され、学長賞を受賞。2021年の第18回ショパン国際ピアノコンクールではセミファイナリストとして注目を集め、2024年に日本武道館で開催された『角野隼斗 ピアノ・リサイタル at 日本武道館』は、日本武道館における単独ピアニストの観客動員数としては最多の13,000人の観客を動員した。登録者数150万人を超え、総再生回数2億回を突破しているYouTubeチャンネルでは、クラシックやジャズから映画音楽、ポストクラシックまで、多様な音楽を組み合わせたユニークで魅力的なスタイルで人気を確立。今シーズンは11月にニューヨークのカーネギーホール、横浜のKアリーナでの単独リサイタルや、ベルリンのフィルハーモニー大ホールでの協奏曲デビューなど、注目公演が立て続けに行われる予定となっている。
角野隼斗 (c) Dario Acosta
2026年1月21日(水)に発売される角野隼斗のニューアルバム『CHOPIN ORBIT』は、角野にとって最も重要な作曲家の一人、フレデリック・ショパンを中心においた作品となっている。角野の作曲した新曲は、インスピレーションを与えたショパンの曲と1対を成しアルバムに収録され、ショパンの作品と角野の反応が交互に紹介されていく。また、角野の新曲以外にも、アデス、ゴドフスキー、ヤナーチェクといった、角野が尊敬する作曲家とショパンをペアにして収録し、ショパンの音楽への共振が時代を超えてどのような軌跡を描くかが示され、リスナーが新旧2つの世界を自由に渉猟し、進化し続ける音楽空間に浸ることを目指した作品となっている。
『CHOPIN ORBIT』は、国内盤は3形態でリリースされることも発表になった。初回生産限定盤は特典BD、愛蔵版ブックレット「HAYATO ORBIT」(約100ページ)が三方背トールサイズ化粧箱に入る仕様となっている。また完全生産限定盤の国内盤のアナログ盤2枚組は、ショパンがスミレの花が好きだったことにちなみ、紫色をしたレコード「ヴァイオレット・ヴァイナル」にて発売。LP大の大型ブックレット、特典のB2ポスターも封入され、コレクター・アイテムとしても人気を博しそうだ。
ヴァイオレット・ヴァイナル
初回生産限定盤に収録される、約100ページにわたる愛蔵版ブックレット「HAYATO ORBIT」にも注目だ。ニューヨークで行われた平野啓一郎との特別対談「ショパンを語る」、ショパンのどの作品を角野が何歳で弾いたかが一目でわかる「角野隼斗ショパン年表」、角野のニューヨークと東京の家にカメラを入れた「角野隼斗の家<ニューヨーク&東京>」、世界各地で撮影された貴重な初公開写真も多数掲載するなど、充実の内容となっている。
ボーナストラックには、フィギュアスケートの鍵山優真選手の今シーズンのエキシビションのために角野が書き下ろした新曲「frostline」他を収録、初回限定盤封入の特典BDには、CD収録の ポストリュード「雨だれ」、エチュード「白鍵」のMusic Videoに加え、鍵山選手の今シーズンSP曲であるマーシン&角野隼斗「I Wish」のMusic Videoなどが収録される予定になっている。
アルバム中、聴きどころの一つはアルバム後半、対になった2曲のポロネーズ、ショパンの「幻想ポロネーズ」と角野隼斗の新曲、ポロネーズ「空想」だろう。祖国ポーランドの名誉と、身もだえするような憧憬や愛国心を舞曲ポロネーズに昇華させたショパン。角野は「幻想ポロネーズ」を改めて見つめ直し、その自由で狂詩曲的な曲想に着眼し、ポロネーズのグルーヴを基本としつつ、重要な部分で、故郷日本から遠く離れた欧米の地でも忘れがたい幼少期の日本の祭りの音・光景・踊りから着想を得て、ポロネーズ「空想」を作曲、聴きごたえある作品として編み出すことに成功している。
角野隼斗のニューアルバム『CHOPIN ORBIT』は、本日からCD、アナログ盤で予約がスタート。2026年2月~3月にかけては、『角野隼斗 全国ツアー2026 ”Chopin Orbit” supported by ロート製薬』が予定されている。
 
				






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