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チョーキューメイ『RUSH BALL 2025』クイックレポートーー夕焼けのなかを豊かな表現で駆け抜けたリベンジの初出演

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チョーキューメイ

チョーキューメイ 撮影=渡邉一生

『RUSH BALL 2025』チョーキューメイ

『RUSH BALL 2024』が中止だったため、昨年初出演を果たせなかった4人組が、メンバーチェンジも結成5周年の節目も超え、初日ATMCの17:35~という昨年同様のタイムテーブルでリベンジのステージに。もちろん始まりの合図は、麗(Vo.Gt.Vln)の「あなたをとりこにしに来ました!」のひと言で、まずは「白い坂道をくぐったら」のアイリッシュのムードやポエトリーリーディングでいっきに観客を引きつける。

麗のハイトーンで鼓膜も刺激したうえ、「『RUSH BALL』、いける?」とたきつけ、次はれんぴ(E.Pf.)の弾むビートと鍵盤が鳴る新曲「私の王子様」へ。ガーリーなボーカルは時に畳みかけ、わずかな狂気もはらむラブソングに思わずだれもが体を揺らす。そして麗がハンドマイクに持ち替え、今度は吐息もまじる歌声で「指髪」を。

西日を全身に浴びる麗が、ドレスの装飾を乱反射させながらクルクルと回る姿はスター性もたっぷりだ。そんな彼女が「今日を忘れられない日にしよう!」と呼びかけると、後半戦は人気曲の「未恋」から。ロック色を濃くして<君に会いたい>の言葉でファンに魔法をかけ、そこからポップでダンサブルな「Hey!Calling」へとつなげれば、会場にはワイパーもクラップも。

加えて麗が「今年も夏が終わっちゃうねえ」と去り行く夏を惜しみつつ、「今年の夏こそ、好きな人の好きな人になりたくなーい?」と問いかけたなら、当然フィナーレは世界でバズる「貴方の恋人になりたい」。18:00前、長くなる影と海からの風、さらにハートを射抜く<こっちを見てよ!>のリリックで甘酸っぱさを全開にし、MCなしですべての人を夢中にさせて2年越しの初『RUSH BALL』は幕を下した。

取材・文=服田昌子 撮影=渡邉一生

(『RUSH BALL 2025』オフィシャルレポートの一覧はこちら

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