稲垣潤一「ドラマティック・レイン」40年以上の時を経て初のMVが公開

1982年10月に発売された稲垣潤一の代表曲「ドラマティック・レイン」のオリジナルミュージックビデオが、発売から43年の時を経て制作され、公開された。
作詞を秋元康、作曲を筒美京平が手掛けたこの楽曲は、1980年代のシティポップを代表する一曲として長年愛され続けている。稲垣潤一自身がライブでドラムを叩きながら歌うパフォーマンスも知られ、多くのファンを魅了している。
今回のミュージックビデオは、昨年12月に公開された「クリスマスキャロルの頃には」のオリジナルミュージックビデオに続く第2弾で、前作同様、小嶋貴之が監督・脚本を担当。令和のトレンドを取り入れた新たな解釈で、作品の世界観を表現している。
ヒロイン役にはモデル・女優として活動する中村里帆、ヒロインに想いを寄せる青年役には俳優の石川弘大が起用された。都会の雨の夜と男女の心模様が交錯する情緒的な描写は、「ドラマティック・レイン」の楽曲世界を具現化している。
稲垣潤一の透明感あふれる歌声と、新解釈の映像作品が融合し、楽曲の魅力を再発見させる内容となっている。
この名曲は、稲垣潤一が現在もドラムを叩きながら歌い続けており、コンサートで「生」で体感することができる。
稲垣潤一コメント
「都会の雨の夜に濡れる男女の情熱と背徳感を描いたこの作品。非現実的な世界観を醸し出していましたが、このMVでは近い世界、リアリティーを感じさせてくれる新解釈のストーリーに生まれ変わっています。MVを観ていると曲もリメイクされたような錯覚を覚えました。」
中村里帆コメント
「1980年代の音楽が大好きな私にとって、稲垣潤一さんのMVに出演させていただけたことは、夢のように嬉しかったですし、「ドラマティック・レイン」の世界観に入り込めることが、とても楽しみでした。
切なさ溢れる歌詞はもちろん、おしゃれで印象的なメロディーに、初めて聴いた時とても衝撃を受けたのを覚えています。
今回のMVでは、都会に生きる男女の恋心を、現代の恋愛模様として表現しています。観てくださる方それぞれが、自分自身の思い出や、かつて感じたことのある感情と重ねながら受け取ってもらえるような映像になっていると思います。
シティポップブームが再び注目を集める今、その代表ともいえるこの名曲が、MVを通してより多くの方に届き、改めて楽しんでいただけるきっかけになればと思います。」
石川弘大コメント
「降り頻る雨音を感じると、ふと思い出すこの楽曲は儚げながら爽やかに沁み渡って、そっと心を満たしてくれます。
今回稲垣潤一さんの代表曲のひとつであるMVに出演させていただけたこと大変光栄でした。
揺れる男女の恋模様が綴られた歌詞は少し危うい大人の世界ですが、好きな相手へ想いが届かない切なさは誰もが一度は抱いたことがある感情だと思い、その気持ちに寄り添うように演じました。
ドラマティックな恋の行方を想像しながら改めてこの楽曲を楽しんでいただけるひとときになれば嬉しいです。」
小嶋貴之コメント
「多くの人の心にしっかり残っている名曲「ドラマティック・レイン」のイメージをどう崩さずに、かつ新鮮に伝えられるか、とても難しくも楽しい時間でした。
「レイン」という言葉を手掛かりに、成就しない恋心を雨粒に乗せてドラマMVとして美しく伝えられたらと物語を構築しました。撮影してみると、稲垣さんの歌声や楽曲の持つ強固な世界観に助けられ、繊細な物語が出来ました。雨が滲むように、その楽曲の精神がご覧になった方の心をジワリと沁みていけたら嬉しいです。」
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