坂本龍一、カンヌ国際映画祭脚本賞受賞の映画『怪物』サウンドトラックを本日発売

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サウンドトラック「怪物」

坂本龍一が音楽を手がけた映画『怪物』のサウンドトラックが本日5月31日に発売された。是枝裕和が監督を務め、坂元裕二が脚本を手がけた『怪物』は、第76回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で脚本賞、独立賞としてクィア・パルム賞を受賞している。

サウンドトラック「怪物」は、先日亡くなった坂本龍一の最後の映画音楽作品となった。是枝裕和からのオファーで坂本龍一が音楽を手がけた。今年発売された坂本龍一のオリジナルアルバム「12」から「20220207」「20220302」のほか既存曲と、映画への書き下ろし2曲が収録されている。映画『怪物』は6月2日に全国公開される。

坂本龍一 コメント

「怪物」
怪物と言われると誰が怪物なんだと探し回ってしまうんだが、それはうまくいかない。誰が怪物かというのはとても難しい問いで、その難しい問いをこの映画は投げかけている。さて、その難解なテーマの映画にどんな音楽をつければいいのだろう。救いは子供たちの生の気持ち。それに導かれて指がピアノの上を動いた。正解はない。

今回残念ながらスコア全体をお引き受けする体力はなかった。監督からのたってのご所望でピアノ曲2曲を提出した。新しいアルバム「12」からの曲や、古い曲を使って全体を構成してくださった。

是枝裕和監督 コメント

長年の念願が叶ってようやくコラボレーションが実現しました。撮影中も編集中もホテルの部屋で坂本さんの音楽をかけながら作業をしていたので正直お引き受け頂けなかったら途方に暮れていたと思います。歓喜、しています。

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