サラ・ブライトマン、キャリア初のクリスマス・ツアーでの来日ツアーがスタート スペシャルゲストとしてYOSHIKIが出演

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© Ryota Mori

世界で最も売れているソプラノ歌手、サラ・ブライトマンがキャリア初のクリスマス・コンサートを開催、その日本公演が11月24日に東京・東京国際フォーラム ホールAからスタートした。

サラの来日公演は、2019年4月以来、3年ぶりとなる。新型コロナ・ウイルスの世界的な感染拡大で、世界中がロックダウンされた2020年12月に彼女は、英国ロンドンの美しい歴史的なクライスト・チャーチ・スピタルフィールズという教会で、初のクリスマス・ホリデー・スペシャル「クリスマス シンフォニー」を収録。これまでサラの海外ツアーの公演会場でしか購入できなかったそのクリスマス・ホリデー・スペシャルの模様は、Blu-ray と DVDの両方でさる11月16日に日本でのみ一般発売された。今回の来日公演では、すでに世界中で絶賛されているそのクリスマス・ホリデー・スペシャルからの感動的な名曲の数々に加えて、おなじみのヒット曲と代表曲を惜しみなく披露した。

途中休憩を挟んだ2部構成で行なわれ、名曲「アヴェ・マリア」を歌い終えたサラは、「みなさま、こんばんは」と、流暢な日本語で挨拶。さらに通訳をステージに呼んで、「今日はクリスマス・シンフォニーにお越しいただき、どうもありがとうございます。クリスマスは、私にとっても大好きなシーズンです。ここ数年、大変な時期が続いてますが、本日はオーケストラ、バンド、スペシャル・ゲストもいて、とてもきらびやかなコンサートになりますので、どうぞ最後まで楽しんでください」と、会場に集まったファンに語りかけた。

第1部の中盤で、彼女がYOSHIKIをステージに呼びこむと、ふたりはサラの最新アルバム「HYMN~永遠の讃歌」(2018年)にも収録された「Miracle」で共演。その後、サラとYOSHIKIは、英語でトーク。

サラ「今夜YOSHIKIさんとステージを共に出来てとてもうれしいです。各国を一緒にツアーしていて、やっとYOSHIKIさんの母国の日本にこれました。YOSHIKIさん来てくれてありがとうございます。光栄です」

YOSHIKI「光栄なのは私です。この素晴らしいツアーに招待してくれてありがとうございます」

サラ「YOSHIKIさん、最初にあったころのことを覚えていますか? もうかなり長い期間一緒にやっていますが」

YOSHIKI「私がハリウッド映画のレポ!のミュージカル・ディレクターでした」

サラ「あれはとてもクレイジーな映画だったけど、YOSHIKIさんが素晴らしかったわ。彼がミュージカル・ディレクターで映画をまとめてくれました。次は皆さんも知っている曲を紹介したいと思います。YOSHIKIさん、皆さんに説明してくれる?」

YOSHIKI「この曲は天皇陛下御即位十年を記念して作曲した曲です」

サラ「何て言う曲なの?」

YOSHIKI「“Anniversary”という曲です」

その後、YOSHIKIは日本語で、「今回のサラの世界ツアーに参加させていただいて、ラスヴェガスとメキシコでも公演を行ってきたんですけれど、こうしてやっと日本に戻ってこられて、とてもうれしく思っています。それでは、これから天皇陛下御即位十年の奉祝曲として作曲させていただいた作品を素晴らしいオーケストラのみなさんと演奏したいと思います」と話し、ソロで自身が作曲した天皇陛下御即位十年の奉祝曲「Anniversary」を披露し、会場に集まったファンを沸かせた。

後半の第2部では、「きよしこの夜」「アイ・ビリーヴ・イン・ファーザー・クリスマス」などのクリスマス・ソングに加えて、「ピエ・イエス」「ファントム・オブ・ジ・オペラ(オペラ座の怪人)」「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」など、ヒット曲を次々と披露して、アンコールの2曲を含めて全31曲を演奏。

オーケストラや合唱団、さらには同行しているバック・シンガーのソロなども交えて、一足早いクリスマス気分満載の美しいホリデー・ショーは、会場を埋め尽くした4,500人のファンから大喝采を浴びた。

このあと、サラは、本日11月25日も東京国際フォーラム ホールAで公演を行い、その後、11月27日には東京・東京ガーデンシアター、さらに名古屋と大阪でもコンサート開催され、日本の後は、韓国、シンガポール、台湾を回るアジア・ツアーに突入する。

また、テレビ朝日系サッカー放送テーマ・ソング「クエスチョン・オブ・オナー」を歌うことでも知られるサラ・ブライトマンは昨日行われたFIFAワールドカップ・カタール2022グループリーグ初戦での、対ドイツ戦の日本の勝利について、バックステージで下記のようにコメントを寄せた。

「驚くべきセンセーショナルな勝利をおさめた日本、おめでとうございます!あなたたちは素晴らしいチームでした」

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