ももクロ、横アリにて「ももクロくらぶxoxo」番組イベントを開催 来年のバレイべ開催も発表

アーティスト

ももいろクローバーZ

ももいろクローバーZが、4月3日・4日の2日間に渡って神奈川・横浜アリーナにて、ニッポン放送の人気ラジオ番組「ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo」の番組イベント「ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo〜バレンタイン DE NIGHT だぁ〜Z!2021」を開催した。

昨年2月に開催した同イベント以来、約1年2ヵ月ぶりとなるももクロの有観客でのイベント。3日は“裏”と題し、「桜」をテーマに森山良子をゲストに迎え、4日は“表”と題し、「家族」をテーマに中川家をゲストに迎え、ライブ&トーク、スペシャル企画に挑戦。横浜アリーナに集まったリスナー、ファンを熱狂させた。

また、今日行われた公演では、10周年となる来年のバレイべが2022年2月12日・13日の2日間、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催されることが発表された。

4月3日のイベントはスクリーンに映し出された「ニッポン放送 ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo 〜バレンタイン DE NIGHTだぁ〜Z!2021「裏」」というタイトルとともにスタート。その直後、年号が「2020」に切り替わる。このイベントではお馴染み、垣花正アナウンサーのナレーションで「ももクロの4人が、モノノフの前で 直にパフォーマンスを見せた最後の姿。それが、この「バレイベ」だったんです」というアナウンスと共に昨年の様子が映し出され、1年2か月という月日を経て“ももクロ再始動”という言葉で4人がステージに登場した。

リスナー、ファンもこの1年2か月の間ずっとももクロを待っていただけあって、4人との久しぶりの再会に大喜び。1曲目「行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-」のイントロが流れ始めると、サイリウムをメンバーカラーに染めて、声が出せないという制約の中、腕を振って盛り上がる。その勢いを止めないように、2曲目も疾走感溢れる楽曲「stay gold」へと入っていく。

曲を終えるとMCに突入し「声は出せないけれど、一緒にやってください!」と呼びかけ、恒例の自己紹介。そして、4人も久しぶりのリスナー、ファンとの再会を喜び、「楽しんでいってください」とメッセージを送った。

続いて、今年リリースしたばかりの『劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」』の主題歌「月色Chainon」や「サラバ、愛しき悲しみたちよ」を熱唱。キレキレなダンスを魅せた。

ここで、垣花アナウンサーが進行として登場。久しぶりの有観客イベントの感想を聞かれると、「(観客が)いるといないとで全然違う!」「声は出せないけれど、コールが聞こえてくるんですよ!」とファンのありがたみを語った。

ここからは、ソロ曲を披露するコーナーへ。トップバッターとなった百田夏菜子が歌うのは、「赤い幻夜」。百田が初ヒロインを務めた映画『すくってごらん』の主題歌となった同曲だが、映画の雰囲気を表現するようにしっとりと歌い上げた。続いては、高城れにによる「everyday れにちゃん」。百田とは対照的に、ステージ上で飛び跳ねたり、ひたすら笑顔を見せたりと、高城らしさ全開のステージを見せつけた。

番組やグッズ告知コーナーを挟んだ後、ステージをはけようとするメンバーを止める垣花アナウンサー。スクリーンに「特報」という文字が浮かんだと思いきや、2年前のももクロ初明治座公演の様子が流れ、明治座第2弾公演開催決定の発表が。今回は玉井が座長となること、そして、「CHANGE THE FUTURE」という公演のキービジュアルが公開された。「前回の公演とはまったく違う内容になる」と玉井から語られ、モノノフは期待に胸躍らせた。

イベントは再びライブパートへ突入。「ツヨクツヨク」でファン一体となって盛り上がり、ファンキー加藤とのコラボ曲「On Your Mark」では息の合ったダンスを披露。さらに「ザ・ゴールデン・ヒストリー」「Re:Story」といった勢いある2曲に続き、声が出せないにも関わらず、メンバーの全力パフォーマンスに応えるように、リスナーやファンもサイリウムやタオルを振ってエールを送った。

アンコールソングは、「走れ! -ZZ ver.-」。会場全体に響き渡る歌声に、モノノフたちは最後まで心の中で声援を送り続けた。最後に、佐々木は「いつもみんなが来てくれるのが当たり前だと思っていた。改めて、みんなが来てくれて嬉しい」と感謝を伝え、高城は「またみんなと桜が見られて良かった!」と笑顔。玉井も「またみんなと集まってライブができたら良いね」と次の公演に期待を寄せ、百田は「また会場で会えることを楽しみにしています」とメッセージを送り、裏公演を締めくくった。

2日目となる表公演のテーマは、“家族”。1日目の裏公演同様に、垣花正アナウンサーのナレーションからスタート。「ももクロとモノノフもある意味“家族”ではないか。さぁ!始めよう!満開の桜の木の下で、ももクロ家族の、新しい宴を!」という言葉をきっかけに、ステージが開幕した。

記念すべき1曲目は「笑一笑 〜シャオイーシャオ!〜」。メンバーカラーのスーツに身を包んで登場したももクロに向けて、モノノフたちは歓声を送れない分、サイリウムを4色に染めて会場を彩る。

この日身に着けた衣装であるスーツは、昨年11月に行われた視聴者参加型配信ライブ「PLAY!」で身に着けていたものだ。2曲目「ゴリラパンチ」では、4人が会場に設置された花道を歩き、ファンに直接笑顔を届けに向かった。MCタイムでは、久しぶりにファンの顔を見られた喜びを語った4人。感激で涙を浮かべるリスナー、ファンもいたそうで、それを見た高城も「泣きそうになった」と明かした。恒例の自己紹介では、観客が声を出せない分、手拍子などを使ってファンと盛り上がろうと、百田夏菜子が新たな提案をしたりと、盛り上がった。

その盛り上がりを残したまま、3曲目「PLAY!」、4曲目「The Diamond Four」へと続いていく。

その後、再びMCコーナーへ突入。昨日の裏公演、そして表公演をここまで見続けてきた垣花アナウンサーは「声が出せなくても、(ファンとの)掛け合いがピッタリ!」と称賛を送る。さらに、このイベントのタイトルに「うそつきバレンタイン」とあるように、ももクロに「ウソのような本当の話」を聞くと、玉井は「今日、あーりん(佐々木彩夏)と同じ香水をつけている」「冬は週2〜3回は鍋」など、ファン必聴のエピソードが語られた。

その“鍋”というワードにちなみ、ここからは「お父さん鍋」のコーナーに。ステージ上に登場した鍋の中に、お父さんにまつわるトークテーマが書かれた「エピソードの具材」が入っており、そのテーマに沿った“お父さんエピソード”を展開していくことになった。

そんな中、この日のゲストの中川家が登場。ももクロとは初共演となる中川家。ももクロの印象などを明かしつつ、中川家を交えてお父さんの面白話を聞いていくことに。中川家が次々に披露する父親にまつわる仰天エピソードがあまりにも面白く、ももクロメンバーは驚きつつも「お父さんに会いたくなりました」と笑いをこらえきれない様子だった。

中川家と別れを告げ、再びライブパートへ。ソロ曲を披露するコーナーへと移っていく。昨日は百田と高城が披露したので、今日は玉井と佐々木の出番だ。

まず玉井がステージに登場すると、会場は即座に黄色のサイリウムで染まった。「涙目のアリス」の切ない歌詞をしっとりと、しかし、力強く歌い上げた。佐々木は「ハッピー♡スイート♡バースデー!」を披露。パレードを象徴するようなこの楽曲を、佐々木らしいキュートな振り付けと歌声で熱唱し、ファンを魅了した。

ここからは、ももクロが初めてとなる朗読劇に挑戦。タイトルは「つけない嘘」。一人暮らしの娘のもとに、父親からの荷物が届く。その数日後、母親の親友と名乗る人物が娘のもとにやって来るのだが、それによって両親の隠し事が次々と明らかとなる、といったストーリーが展開。家族の大切さを感じられる、胸に響く物語を繋げるように、小田和正の「たしかなこと」をカバー。しっとりとした歌声で会場を包み込んだ。

イベントは再びライブパートへ。疾走感溢れるロックサウンド「stay gold」を熱唱したかと思えば、そのクールな雰囲気は一変。「ももクロの令和ニッポン万歳!」では楽しい掛け合いを見せつけ、歌詞に「みんなの笑顔 会いに行こう」とあるように会場中を回ってモノノフたちの笑顔に会いに行った。

ラストスパートとして、ももクロの代表曲「行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-」、転調が特徴のももクロ10周年記念ベストアルバムに収録された楽曲「クローバーとダイヤモンド」を披露。そしてアンコール曲「オレンジノート」で締めたメンバーたち。

最後に、1年2か月ぶりの『バレイベ』の感想を語り、改めてこの2日間を振り返った。久しぶりの有観客ライブに「ライブが帰ってきた!って感じ」と喜びを明かし、「家に帰るまでが『バレイベ』ですよ!」と会場に集まったファンに呼びかけ、4人はステージを後にした。そして、2022年2月12日・13日の2日間にわたって開催される『バレイべ』の会場がさいたまスーパーアリーナになることが発表され、2日間にわたるイベントは幕を閉じた。

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