エビ中、幕張メッセ・イベントホールにてフルバンドで大学芸会を開催

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私立恵比寿中学 バンドのみんなと大学芸会2019 エビ中のフルバッテリー・サラウンド
私立恵比寿中学 バンドのみんなと大学芸会2019 エビ中のフルバッテリー・サラウンド

私立恵比寿中学(エビ中)が毎年年末恒例行事として行っている大学芸会(大型ワンマンコンサート)を、昨年に引き続き千葉・幕張メッセ・イベントホールにて開催した。

今年は二日間の開催で、10,000人超のファミリー(エビ中ファンの総称)が会場に駆け付けた。

今年グループ結成10周年という節目を迎え、3月に5th full Album「MUSiC」を発売、同作を引っ提げての全国10か所を回る単独ライブハウスツアー、4月からは自身が主演を務めるTVドラマ「神ちゅーんず ~鳴らせ!DTM女子~」OAとその主題歌となるシングル「トレンディガール」の発表、6月には横浜・赤レンガ倉庫にて初の主催フェスを開催、夏の恒例野外ワンマンコンサート「ファミえん」を経て、9月からは全16所に及ぶ単独ホールワンマンツアー、そして極めつけは1年に2枚目となるフルアルバム「playlist」をリリースと、まさに疾風怒濤といえる精力的な活動を行ってきたエビ中。

そんな活動のハイライトとなるべき今年の“大学芸会”は、「私立恵比寿中学 バンドのみんなと大学芸会2019 エビ中のフルバッテリー・サラウンド」と題し、フルバンドで行われることとなった。

お馴染みのebiture(SE)から、「エビ中×バンドの大学芸会へようこそー!」(真山りか)の煽りに合わせて、白い垂幕に楽器をもったメンバーのシルエットが浮かび上がり、五五七二三二〇名義となる「半世紀優等生」の演奏がスタート。「フルバンドセット」というコンセプトの裏をかくエビ中らしいオープニングとなった。

演奏の終わりとともに垂幕が切って落とされ、「Family Complex」が始まるもバックバンドの姿はなく、赤いドレープが印象的なステージ上で、いつも通りメンバーのみのパフォーマンスが繰り広げられていく。

打ち込みと生バンド演奏の二部構成となっているこの楽曲構成そのままに、途中ステージ上のバックパネルが開かれると、遂にフルバンドの面々が姿を現した。

続く「イート・ザ・大目玉」「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」で、生バンドのグルーヴも相俟って一気に会場はヒートアップ。

最初のMCでは、メンバーに続いて総勢13名のバンドメンバー(下記参照)が紹介された。

「私たちから送る今年最大のエール」(中山莉子)の掛け声で、再び演奏が再開。

この日ならではのバンドアレンジに、生き生きとしたメンバーの歌声が会場に響き渡る。

中盤、衣装チェンジを経てのアコースティック・セットでは、流麗な演奏にのせて「フユコイ」「まっすぐ」「星の数え方」「曇天」を美しも力強く歌い上げた。

オリコンデイリーアルバムランキング初登場1位を獲得した、12月18日に発売されたばかりの「playlist」からは、「愛のレンタル」「HISTORY」「オメカシフィーバー」の3曲が初披露となった。

中でも、メンバーが初めて歌詞を手掛けた「HISTORY」では、各メンバー加入当初の自己紹介映像に続いて、現在休養中の安本彩花が映像で歌唱参加し、6分割の映像で久しぶりに6人一緒の姿をファミリーに届けた。

その後トロッコでアリーナを周回し、「涙は似合わない」「MISSION SURVIVOR」を披露すると、「PANDORA」「HOT UP!!!」のハードなロックチューンで会場を盛り上げていく。

メイクアップの小コント(?)から「オメカシフィーバー」、そして「元気しかない~サドンデス」のメドレーをはさみ、最後は「10年間引き継いで、動かし続けてきた私たちエビ中の心臓の音を聞いてください」(柏木ひなた)のMCから、「ジャンプ」を熱唱し本編を締めくくった。

アンコールの声援に応えて「COLOR」「永遠に中学生」でさらに会場を一体感に包むと、最後は10年間の感謝を込めて「なないろ」で幕を閉じた。

最後の挨拶では、「毎年こういうところでライブができることって本当にありがとうの気持ちでいっぱいです。今日は彩ちゃん(安本彩花)はお休みだったけど、でも緑(安本彩花のイメージカラー)のペンライトも、青(故・松野莉奈のイメージカラー)のペンライトも見えるこのファミリーって本当に素敵だなって思います。いつも支えてくれてありがとうございます!」と改めて感謝を述べた。続けて、「10周年イヤーということで、たくさんのライブやイベント、アルバムのリリースなどありましたが、来年(エビ中が)何をやるんだろうって思ってません?」の前フリから、4年ぶりとなる舞台の開催が2020年3月に決定したことを発表した。

なお、エビ中は12月31日に自身初となるカウントダウンワンマンライブ「私立恵比寿中学 カウントダウン学芸会『ねずみ年の幕開けはエビチュー』」を、神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて開催する。

Photo by 中島たくみ、石井健、内野秀之

セットリスト

SE ebiture
01. 半世紀優等生/五五七二三二〇
02. Family Complex
03. イート・ザ・大目玉
04. 放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
mc
05. YELL
06. 結果オーライ(12月20日)/踊るガリ勉中学生(12月21日)
07. 梅
08. 青い青い星の名前
09. 愛のレンタル ※初披露
mc
10. シンガロン・シンガソン
11. ちがうの
12. フォーエバー中坊(12月20日)/キャンディロッガー(12月21日)
13. 紅の詩
14. 自由へ道連れ
転換VTR1.
15. フユコイ
16. まっすぐ
17. 星の数え方
18. 曇天
転換VTR2.
19. HISTORY ※初披露
20. フレ!フレ!サイリウム(12月20日)/涙は似合わない(12月21日)
21. MISSION SURVIVOR
22. PANDORA
23. HOT UP!!!
mc
24. オメカシフィーバー ※初披露
25. 元気しかない~サドンデス(medley)
26. ジャンプ

En1. 歌え!踊れ!エビーダダ(12月20日)/COLOR(12月21日)
En2. ポップコーントーン(12月20日)/永遠に中学生(12月21日)
En3. 感情電車(12月20日)/なないろ(12月21日)

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