サンタナ「キャラバンサライ」発売50周年を記念した「SA-CDマルチ・ハイブリッド・エディション」発売
11月30日、サンタナ「キャラバンサライ」の発売50周年を記念した「SA-CDマルチ・ハイブリッド・エディション」が発売になる。オリジナルは1972年秋に発売された。
コロンビア・レコード(現ソニーミュージック)の社長だったクライヴ・デイヴィスが回顧本で語っている。
「サイモン&ガーファンクルは解散した。ジャニス・ジョプリンは死んだ。スライ&ザ・ファミリー・ストーンのスライは薬物でどうにもならない。ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズの2ndアルバムはひどいものだった。その時、サンフランシスコでフィルモア・ウエストというクラブを経営しているビル・グラハムが電話をくれた。ビルはラテン音楽が好きだった。メキシコ人がギターを弾くいいバンドが出る。サンタナと言うバンドだ。サンフランシスコに行った私は聴いてノックアウトされた。ワーナーも契約しようとしていたが、カルロス・サンタナはボブ・ディランとマイルス・デイヴィスがいるコロンビア・レコードを選んでくれた」
ソニー・ミュージックでこのアルバムの担当ディレクターである中西さんからインフォメーションが来た。
「SA-CD層に収録されたマルチ・チャンネル音源(オリジナルはクアドラフォニックLP=4ch Mix)はこれまで一度も再発されたことがなく、今回の日本でのリリースが世界初となります。『キャラバンサライ』はご存知、それまでの野性味溢れるラテン・ロックから静けさを纏ったスピリチュアルな世界観を打ち出したコンセプト作品で、その完成度の高さが絶賛されました。また、1973年の初来日公演が実現したのもこのアルバムのツアーであることから、特に日本では『天の守護神』と並ぶベストセラー・カタログとなっております」
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